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好感された雇用統計

2023年01月10日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

先週末発表された12月の米・雇用統計は、非農業部門雇用者数が22.3万人増、失業率が3.5%と事前予想よりも強い内容でした。

発表された内容をグラフにすると次のようになります。

米・非農業部門雇用者数

出典:米労働省

米・失業率

出典:米労働省

雇用者数の22.3万人増というのは、プラスではあるものの直近1年間で最も少ない増加数でした。また、失業率については、コロナ感染拡大前に記録した、過去50年間で最も低い失業率の3.5%と同率となっています。

今回市場に好感されたのが、平均時給の変化でした。事前の市場予想では、前月比0.5%増、前年比4.9%増とみられていましたが、発表された平均時給は32.82ドル(前月比0.3%増、前年比が4.6%増)と予想を下回りました。

平均時給の上昇率を抑えながら、雇用者数が増加したことは、今後の政策金利上昇を鈍化させるのではないかとの見立てが高まったため、6日(金)の米国株式市場は3市場(NYダウ、NASDAQ、S&P500)とも上昇して取引を終えています。

今週は、日本時間12日(木)米消費者物価指数(CPI)の発表を控えています。事前予想は、前月比0.1%増、前年比6.6%(前月は7.1%)と顕著な鈍化が確認できるとみられていますが、どうなるでしょうね。年が変わって潮目が変わってくれるといいのですが・・・。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


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