皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
ここ最近、「タマゴの値段が上がった」というニュースを目にする機会が増えました。
私も卵料理が好きなので、頻繁に卵を食していますが、価格が高騰してしまうと今後卵料理が食べられなくなってしまうのではないかと心配になってしまいます。
農林水産省によると2023年2月の卵価格は、調査を開始した平成15年(2003年)8月以降で最も高い1パック(サイズ混合)あたり262円でした。
1パックは10個入りなので1個当たりに直せば26.2円です。人によって感じ方は違うと思いますが、このくらいの値段であれば高くて手が出せないということはなさそうですね。
さて今回、卵の価格が上昇してしまったのは、鳥インフルエンザの流行が影響していると報道されていますが、どのくらいの鶏(ニワトリ)が鳥インフルエンザに感染したのでしょうか。
調査によれば昨年10月から2月10日までの間に感染した鳥はおおよそ1495万羽で、その内訳は次のとおりでした。
鳥インフルエンザ発生状況
種類 | 羽数 |
採卵鶏 | 13,833,000 |
肉用鶏 | 907,000 |
うずら | 135,000 |
あひる(あいがも) | 39,020 |
育雛(肉用種鶏) | 24,000 |
あひる | 5,000 |
ほろほろ鳥等 | 4,800 |
だちょう(エミュー) | 406 |
あひる等 | 60 |
出所:農林水産省
鳥インフルエンザへの感染が確認された家禽(かきん)の93%が採卵鶏(さいらんけい)でした。ここ数ヶ月の間に1383万羽もの採卵鶏が殺処分されています。
1383万羽ってすごい数ですよね。
ちなみに令和4(2022年)2月1日時点で国内飼育されている採卵鶏の羽数は1億3729万羽でした。1383万羽というのは全体の10%に相当します。
日本の人口は1億2500万人なので人間よりも採卵鶏の方が多いことにビックリですね。
日本人が毎日卵料理を食べても供給不足にならないのは、それだけ多くの採卵鶏が日本で飼育されているからです。感謝しながら食べなければなりませんね。
今回は、卵価格の上昇をきっかけに卵の供給市場について調べてみました。日常生活の中で日本に何匹の採卵鶏がいるのかを気にすることはなかったのですが、調べてみると「日本は人間の数より採卵鶏の数の方が多い」という新たな発見がありました。
ちょっとした気になることを調べることで、投資につながる「何か」を発見できるかもしれません。
皆さんも気になる「何か」があったら是非調べてください。
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