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消費者物価は3.0%で落ち着いてきた!?

2022年10月21日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

9月の消費者物価指数(CPI)が発表されました。

前年同月比
総合指数(CPI)                ・・・3.0%のプラス
生鮮食品を除く総合指数(コアCPI)       ・・・3.0%のプラス
さらにエネルギーを除いた総合指数(コアコアCPI)・・・1.8%のプラス

前年同月比
CPI    ・・・0.3%のプラス
コアCPI  ・・・0.4%のプラス
コアコアCPI・・・0.3%のプラス

日本銀行は、2%の物価安定目標を安定的に維持することを目指して金融政策を決定していますが、今回もCPIおよびコアCPIの結果は、2%を上回っています。これで6ヶ月連続しての達成です。

2022年10月14日のコラム「アメリカの物価上昇は鈍化しているのでは?」でも書きましたが前年同月比というのは、12ヶ月間の前月比を複利で計算したものと結果が同じです。

ちなみに過去1年間の前年同月比をグラフにすると次のようになります。

消費者物価指数(前月比)

出典:総務省統計局

12ヶ月間の平均はCPIが0.25%のプラス、コアCPIが0.23%のプラスです。全体的を見て大きめの数字が2022年2月以降に集中していることにお気づきでしょうか。一度このような状態になると、単月で前月比が下がっていたとしても前年同月比の結果が大きく変わることはありません。理由は単純で過去11カ月分の貯金が今月の結果に影響しているからです。

この状態であれば当面の間は、日銀が目指していた2%の物価目標をクリアし続けることが推測できますね。

「2%の物価安定目標を安定的に維持すること」

見方によっては「安定して維持している」と言えなくもありません。日銀の金融政策もいずれは変更される時がやってきます。それがサプライズにならないよう、私達もいまから対応策を考えておいたほうがよさそうですね。

次回の日銀金融政策決定会合は、2022年10月27日(木)-28日(金)に開催される予定です。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。 


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