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アメリカ市場は、ビッグイベントが続く

2022年11月10日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

アメリカでは、中間選挙の投開票が行われていますが、日本時間の10日11時時点で上院、下院ともに優劣がついていません。

ジョージア州の上院選では、民主党候補者が49.2%、共和党候補者が48.7%の票を獲得していいますが、いずれの候補者も過半数を獲得できていないため、12月6日に決選投票が実施されることになりました。まだ確定していない他州の選挙結果にもよりますが、最終的な態勢の確定には時間がかかりそうです。

当初、今回の中間選挙は、共和党が優勢だと言われていましたが、結果はまだ分かりません。このような先行き不透明な状況は、投資家にとって大きな不安要素です。はっきりしない選挙結果を受けて、アメリカ株式市場は3指数とも大きく下落して取引を終えています。

今週のアメリカ市場はイベント続きです。

今晩、10月の「米・消費者物価指数(CPI)」が発表されます。予想では、前月比が+0.6%、前年同月比が+7.9%とみられています。この数字がどの程度の値なのか。過去のデータと見比べてみましょう。

米・消費者物価指数(前月比)

出典:米労働省

直近3ヶ月の結果は、±0%、+0.1%、+0.4%だったので+0.6%という数字は少し高い数字に見えてしまいますが、直近12ヶ月間の平均は+0.7%なので、それと比べると少し低い水準です。

米・消費者物価指数(前年比)

出典:米労働省

先月の数字は+8.2%だったので予想の+7.9%という数字は前回の結果を0.3ポイント低下させた数字です。6月に記録した前年比+9.0%と比べると1.1ポイントも鈍化するとみられています。2022年9月13日のコラム「物価変動は二等辺三角形!?」の仮説どおりであれば、2022年6月をピークに物価は鈍化していくはずです。

どんな結果になるのか。日本時間10日22時30分発表の米・消費者物価指数(CPI)に注目ですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


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