お正月は、フラッシュ・クラッシュにご注意を
2022年12月28日
皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
2022年も残すところ4日です。朝の情報番組で「仕事納めの天気は・・・」との表現を使っていました。国家公務員の方は「行政機関の休日に関する法律」で12月29から1月3日の6日間が年末年始の休暇と規定されており、それに準じて休業する民間企業も多いため、そのような表現をされたのかもしれません。
ちなみに証券業界では、国内の取引所(東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所、東京金融取引所)は12月30日(金)まで取引が行われ、年明けは1月3日(火)から東京金融取引所がFX(くりっく365)・CFD(くりっく株365)の取引を開始し、大阪取引所、東京商品取引所の先物市場は、1月3日(火)に祝日取引が実施されます。
皆さまが、年末年始の休暇の間も取引所は動いていますのでご注意ください。なお、一部の店頭FX業者では1月2日(月)も取引ができるようですが、取引所FXであるくりっく365は、1月3日(火)からスタートです。
日本のお正月休みの時期に気を付けなければならないのが、「フラッシュ・クラッシュ」です。近年では、2019年1月3日(木)の朝にフラッシュ・クラッシュが発生しました。
詳しくは「バックナンバー:フラッシュ・クラッシュとくりっく365市場」をご覧ください。
フラッシュ・クラッシュは流動性が著しく低下した時に発生しやすいため、お正月中、何かのきっかけがあれば、極端な値動きになってしまう可能性があります。
お正月中に公表予定の経済指標ですが、1月2日10時45分に中国の財新製造業PMIが発表されます。事前予想は49.7と前回の49.4を上回るとみられていますが、ゼロコロナ政策緩和の影響がどの程度数字にあらわれるのか、注目が集まります。
仮に、中国の製造業PMIがネガティブサプライズな結果だった際には、フラッシュ・クラッシュを引き起こすきっかけになる可能性があります。
せっかくの新年。マイナスからのスタートは避けたいですよね。2023年、良いスタートを切りたい方は、過度なポジションメイクを避けた方が無難かもしれません。
少し早いですが、2022年はお世話になりました。2023年は良い年になりますように。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。