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4連休、フラッシュクラッシュに警戒を

2021年07月21日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

明日22日から4連休ですね。今回の連休は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて7月19日の海の日と10月11日のスポーツの日を移動させたものです。
いよいよオリンピックが始まります。楽しみですね。

22日(木)と23日(金)が2連休になったこと、全世界的祭典であるオリンピックが開催されることもあり、連休中は極端に市場参加者数が減少することが想定できます。
ご存じのように、この連休中予定されているイベントはオリンピックだけではありません。
ECB政策金利やアメリカ製造業PMIの発表など相場変動に影響を及ぼしそうな重要指標の発表も控えています。

日本取引所グループ(JPX)で行われている現物株や先物取引は木曜日と金曜日が休場なので海外市場でどんな出来事があったとしても休み明け26日(月)までの手の出しようがありません。
連休明けの相場は海外市場の値動き2日分の影響を受けてスタートしますので想定外の変動があったとしても対応できるように備えておく必要があります。

この連休中、FXや東京金融取引所のくりっく株365、暗号資産の取引は可能ですが、備えておくべきなのが、フラッシュクラッシュです。

下の表は、2019年1月3日(木)の朝にフラッシュクラッシュ(突然の相場変動)が起きた時の値動きです。日本国内がお正月休みでのんびりしていた1月3日の朝、突然為替相場が大変動しました。

2019年1月3日朝の変動はご覧のようになりました。

くりっく365 (1月2日終値と1月3日始値)
・ドル円   108.895 ⇒ 106.795(-2.1)
・ユーロ円   123.57 ⇒ 121.11(-2.46)
・ポンド円   137.27 ⇒ 133.54(-3.73)
・豪ドル/円   76.055 ⇒ 73.77(-2.285)
・トルコリラ/円   20.09 ⇒ 19.44(-0.65)
・ランド円   7.52 ⇒ 7.31 (-0.21)

この時の詳細についてはバックナンバーをご覧ください。

フラッシュクラッシュは何の前触れもなく突然起きるので、防ぎようのない事象ですが、起きやすいタイミングはある程度分かっています。
その一つが日本の祝日です。
日本の祝日の朝は、市場参加者が極端に少なく、その結果、流動性が大幅に減少してしまいます。この状況は荒い値動きを誘発しやすいので、警戒しなければなりません。

過去の例でもドル円が一瞬にして2円、3円動くことが確認されています。

オリンピック開催中の連休は、フラッシュクラッシュが起きやすい状態ではないでしょうか。

想定外にならないよう事前の対応策を考えておいた方が良さそうですね。
それでは、皆さん、楽しい4連休をお過ごしください。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。

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