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2018年12月のFOMCを受けて

2018年12月20日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

昨晩、今年最後のFOMCが実施され政策金利が2.25%-2.50%に引き上げられました。同時に発表された来年の利上げについては、2回の予定で市場予想とほぼ一致する内容でした。

今回決定した内容に大きなサプライズはありませんでしたが、発表を受けて市場は大きく反応しました。

発表前後を挟んだ各市場の値動きはご覧のとおりです。

米ドル円(くりっく365)-1分足

利上げ実施によって日米金利差が拡大したためか、円安ドル高な展開になりました。発表前までは112.20円付近での取引となっていましたが、発表を受けて112.60円付近まで上昇しました。

NYダウ(くりっく株365)-1分足

利上げを受けてNYダウは下落。発表前までは前日比でプラス圏内での取引となっていましたが発表後はマイナス圏での取引になり23,401ポイントで取引を終えています。

日経225(くりっく株365)-1分足

NYダウの下落を受けてくりっく株365で取引されている日経225も大きく下落しました。

債券市場

今回利上げが実施されましたが、米国10年債の反応は金利上昇ではなく下降になりました。日本時間12月20日8時44分現在、米国10年債利回りは2.778%となっています。

10年債利回りと政策金利を同じグラフに表示させたものが次のグラフです。

米国10年債利回りと政策金利

今回、政策金利は2.25%-2.50%まで引き上げられましたが逆に10年債利回りは低下しています。債券は債券市場で売買されていますが、債券の購入が増えると債券価格が上昇するので算出される債券利回りは低下してしまいます。

11月以降債券利回りが下落してきているのは債券の買いが増加しているためです。
現在の水準が債券利回りのピークと考える債券購入者が増加しているようです。

現時点では来年2回の利上げがあるものとの考えがメインシナリオですが、これは確定事項ではないので来年の景気動向によって変更される可能性もあります。

債券利回りは株式や為替・コモディティなど他市場に大きな影響を及ぼしますが、政策金利との乖離は0.278%と極めて狭いものになっていますが、今後どうなるでしょうね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・FOMC
https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20181219b.htm

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