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コラム

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147万円で売れたものが26万円でしか売れない現在

2016年01月21日

皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。

 

昨晩のNY原油は26.19ドルまで下落してしまいました。

 

ついに26ドル台前半まで価格は下落してしまったわけですが、チャートを見てみるとこれまで10年以上も続いていた原油価格の世界観が変わってしまったようにみえます。

 

NY原油-月足

WS0282

※チャートはポジション・トレーダーPROで作成

 

 

原油価格が最高値をつけたのはサブプライム問題が発生する直前2008年7月でした。147.27ドルまで上昇した原油価格はリーマンショックなど世界的な景気後退により33.2ドルまで一気に下落しました。その後100ドル水準まで価格は戻りましたが、2014年夏から始まった供給過剰から価格の下げが始まり、現在に至るといった流れです。

 

原油価格の下げを産油国目線でみれば、最高値147.2ドルで売れたものが現在は26ドル台でなければ売れない状況です。

 

日本の通貨で言い直せば147万円で売れたものが26万円でしか売れなくなるということになります。最高値と比較し原油の価値は5.6分の1まで下がってしまったので産油国が最高値時と同じ収入を得ようとした場合、5.6倍の量を販売しなければならなくなります。100ドル時をベースにしても4倍の販売量が必要です。

 

サウジを中心とした産油国に生まれた『ザ・オイルマネー』が無くなるということは株式や債券などへの資金流入が減少することに繋がります。

 

お金が無いと回らなくなるのが経済です。

 

先行き不透明な相場ですが、本日もよろしくお願いします。

 

すてきな一日になりますように。

 

このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

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