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車を買ったら何年乗りますか?

2018年05月29日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

今日も自動車の話題です。

自動車をお持ちの方に質問です。

その車、何年乗っていますか?

ナンバープレートを付けている自動車が初年登録してからの経過年数を「車齢」というそうです。人間で言うところの年齢に相当します。

この車齢を平均化したものが平均車齢です。人間で言えば平均年齢にあたります。

一般財団法人自動車検査登録情報協会が公開している平成29年3月時点での平均車齢は、乗用車が8.53年、貨物車が11.32年でした。

車検は新車が3年、それ以降が2年ですが、乗用車の平均車齢が8.53年なので、新車登録してから3回車検を通した車が現在の平均ということになります。

平均車齢の推移をグラフ化したものが次のものです。

乗用車が青、貨物車がオレンジ、バス・タクシーなどの乗合車が灰色です。
グラフを見ると一目瞭然ですが、平成5年頃から平均車齢は上昇しています。
データのスタートは昭和53年ですが、その時の平均車齢は4.03年でした。

平成29年現在が8.53年ですので約40年で2倍以上も高齢化しました。

自動車年齢が高齢化したのにはいくつか理由があります。

ひとつが新車販売台数の減少です。

下のグラフは新車の登録台数を年度別で表したものです。オレンジの線が新車台数、青い線が現在も廃車されずに現役で利用されている自動車台数です。

このグラフをみると、いくつか解ることがあります。
ひとつ目のポイントは、新車登録台数が減少してきているということです。最初にみた平均車齢が上昇し始めたのは平成5年頃からですが、この頃から登録される新車登録台数は減少し始め2007年には300万台の大台を下回ってしまいました。1980年代後半から1990年代前半にかけてのバブル期には年間450万台以上の車が新車登録されていましたのでその頃と比べると現在の新車登録台数は3分の2程度まで減少してしまったことが解ります。

もうひとつの特徴は自動車が壊れないからか廃車されるまで時間が長期化していることです。普通自動車の減価償却は一般的に6年ですが、購入から6年経過している2011年4月から2012年3月に登録された276万台のうち242万台は現役で走っていますので残存率は92.01%もあります。残存率が50%を下回るのは今から15年前の2003年4月から2004年3月に新車登録された車です。

先ほどのグラフでみても青い線の保有台数は2004年頃までは横ばいに近い推移となっています。

15年以上経過したタイミングで廃車するかどうかを判断する方が多いようです。

私が子供のころ、オーバーヒートしたのか白い煙を上げた車のボンネットを開けて修理する情景をよく見た記憶がありますが、最近ではそのような光景を見かけなくなりました。最近の車は壊れにくくできているからでしょうか。壊れるまで乗る派の人は相当長い時間愛車との付き合いになるようです。

自動車の買い替えは家に次ぐ大きな買い物ですが、そのスパンは長期化してきています。

今回は自動車の車齢についてのお話でした。

今後、自動車の買い替えを考えている方は参考にしていただけたら幸いです。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献:
一般財団法人自動車検査登録情報協会
https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html

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