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コラム

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衆議院解散から投票と日経平均株価、米ドル円の動き

2017年09月26日

皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。

安倍首相は衆議院の解散を表明されました。会見の内容によると28日の臨時国会冒頭で衆議院を解散するようです。

予定どおりに行けば9月28日に解散し、10月22日に選挙がおこなわれるスケジュールになります。

せっかくなので過去、2000年以降に実施された衆議院解散と選挙結果について振り返ってみたいと思います。

——————–

42回 森内閣

投票 2000年6月25日
解散 2000年6月2日

議席内訳
自民党 223
公明党 31
民主党 127
自由党 20
共産党 20
社民党 19
※少数政党は除く

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43回 小泉内閣

投票 2003年11月9日
解散 2003年10月10日

議席内訳
自民党 237
公明党 34
民主党 177
共産党 9
社民党 6
※少数政党は除く

———–

44回 小泉内閣

投票 2005年9月11日
解散 2005年8月8日

議席内訳
自民党 296
公明党 31
民主党 113
共産党 9
社民党 7
※少数政党は除く

————

45回 麻生内閣

投票 2009年8月30日
解散 2009年7月21日

議席内訳
自民党 119
公明党 21
民主党 308
共産党 9
社民党 7
みんなの党 5
※少数政党は除く

————

46回 野田内閣

投票 2012年12月16日
解散 2012年11月16日

議席数
民主党 57
自民党 294
日本維新の会 54
公明党 31
みんなの党 18
日本未来の党 9
共産党 8
※少数政党は除く

————

47回 安倍内閣

投票 2014年12月14日
解散 2014年11月21日

議席数
自民党 291
公明党 35
民主党 73
維新の党 41
共産党 21
※少数政党は除く

————-

議席数に目を向けると、2009年麻生内閣の時の45回と2012年野田内閣の時の46回は、政権交代となる選挙でした。それ以外の選挙では、既成政党である自民党が着実に票を獲得しました。

マーケットに参加する投資家にとって気になるのは、選挙によってマーケットがどう変動するかではないでしょうか。

解散から選挙にかけて株価と為替がどのように変動したのかをまとめてみました。

 

42回 森内閣 日経平均株価 騰落 米ドル円 騰落
投票 2000年6月25日 16,925 125 105.64 -2.48
解散 2000年6月2日 16,800 108.12

 

43回 小泉内閣 日経平均株価 騰落 米ドル円 騰落
投票 2003年11月9日 10,504 -282 107.98 -0.59
解散 2003年10月10日 10,786 108.57

 

44回 小泉内閣 日経平均株価 騰落 米ドル円 騰落
投票 2005年9月11日 12,896 1118 109.91 -1.99
解散 2005年8月8日 11,778 111.9

 

45回 麻生内閣 日経平均株価 騰落 米ドル円 騰落
投票 2009年8月30日 10,492 840 92.86 -0.54
解散 2009年7月21日 9,652 93.4

 

46回 野田内閣 日経平均株価 騰落 米ドル円 騰落
投票 2012年12月16日 9,828 930 83.68 2.42
解散 2012年11月16日 8,898 81.26

 

47回 安倍内閣 日経平均株価 騰落 米ドル円 騰落
投票 2014年12月14日 17,099 -258 117.76 0.03
解散 2014年11月21日 17,357 117.73

 

解散から投票日にかけて株価が大きく上昇した選挙は3回あります。1回目が2005年小泉内閣でおこなわれた郵政解散、2回目が自民党から民主党に政権交代があった2009年の解散選挙、3回目が民主党から自民党に政権交代がありアベノミクスのスタートとなった2012年の解散選挙です。

個人的にも2005年の小泉内閣、2009年と2012年の政権交代は印象に残っていますが、この時は国民の「期待感」が強かったのでしょうか、解散から投票までの間に株価は上昇しています。

選挙によってこれまでとは何かが変わる「期待感」があるかどうかが株価へも直接影響を与えているように見受けられます。

選挙後の値動きは次のとおりです。

日経平均株価
WL1131

※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から

値動きをみるかぎりでは、選挙が実施されたタイミングはトレンドを変化させるタイミングとなっているように見受けられます。特に2012年12月にあった民主党から自民党に政権交代した時は、強い期待感から株価は上昇しました。

米ドル円

WL1130

※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から

選挙と値動きを見比べてみると、日経平均株価ほどはっきりとした相関性は確認できませんでした。為替変動は国内要因だけではなく、海外勢の動向にも左右されるためより値動きは複雑になってしまうのでしょうか?

今回の選挙に対する国民の「期待感」はどの程度あるのでしょうね。

9月28日に解散し、10月22日に投票が予定されている今回の選挙。マーケットが好転するような国民が期待できる。そんな選挙結果になりますように。

本日はこの辺で。

それでは、今日も張り切っていきましょー。

Good Luck!

 

このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

 

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