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生きた100年にすること

2022年03月10日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

Yahoo!のトップニュースにも掲載されましたが、今年の1月7日にブタの心臓移植手術を受けたアメリカ人男性が3月8日お亡くなりになりました。とても残念なニュースですが、ブタの心臓が2ヶ月間人間の身体の中で心臓として機能し血液を循環させていたことを考えるととてもスゴイことだと思います。

今後、研究が進めば、より人間の身体に適したブタの心臓ができるのかもしれません。医学の進歩ってスゴイですね。

医学の進歩によってこれまで治すことができなかった病気が治療できるようになり、平均寿命も長くなりました。

平均寿命の推移

出典:厚生労働書のデータなどを元にフジトミ証券が作成

2020(令和2)年の平均寿命は男性が81.64歳、女性が87.74歳です。人生100年時代と言われていますが、これは現在の平均年齢が100歳である訳ではありません。

「人生100年時代」とは、ロンドン・ビジネス・スクールのリンダ・グラットン教授が執筆、2016年に出版された「The 100-Year Life」(邦訳:LIFE SHIFT – 100年時代の人生戦略(東洋経済新報社))で提唱した言葉です。世界で長寿化が進み2007年に先進国で生まれた人の2人に1人は100歳まで生きるだろうとの予測がこの言葉の由来です。

日本の場合、2040年に65歳を迎える人のうち、女性の2割が100歳まで、男性の4割が90歳まで生きると推計されています。

現在の年金制度では65歳から老齢基礎年金と老齢厚生年金を受給することが一般的ですが、100歳、90歳まで生きるとなると35年、25年もの間、年金を受給することになります。

人間は生きている限りお金がかかる訳ですが、それ以外にも大切な問題があります。それは何を生きがいにして生きるかです。

退職後も仕事を続けている人は大勢います。

2019年の調査では、60代前半の70.3%、60代後半の48.4%、70歳以上の17.2%が就業しています。生活のために働かざるを得ない人もいらっしゃると思いますが、働くことが生きがいだという人も多いのではないでしょうか。

今から100年前(大正時代)の平均寿命は男性、女性ともに40代前半でした。その頃と比べると現在の寿命は当時の倍になっている訳です。

どうやって生きた100年にするのか。

現役世代のうちに考えておかなければいけない課題だと言えそうです。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


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