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令和の米騒動にならなきゃいいですが。

2019年07月17日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

毎日毎日雨続きで嫌になってしまいますね。

梅雨なので仕方がないのかもしれませんが、これだけ連日の雨模様だと日照不足から野菜への影響が気になります。

下表は東京の日照時間です。
7月16日まで

前5日間
東京  0.4(2%)
八王子 0.0(0%)

前10日間
東京  2.6(6%)
八王子 0.3(1%)

前20日間
東京  9.1(12%)
八王子 6.6(9%)

前30日間
東京  68.2(61%)
八王子 64.5(62%)

前60日間
東京  247.6(92%)
八王子 242.7(95%)

前90日間
東京  431.4(98%)
八王子 432.4(102%)
※気象庁ホームページより

カッコの数字は平年比です。

ご覧のとおり、東京の前5日間日照時間は0.4時間、八王子市の前5日間日照時間は0時間となっています。八王子市に至っては直近5日間の日照時間が0時間しかないので1回も太陽がでていた時間がなかったことが解ります。

10日間でも東京が2.6時間、八王子が0.3時間です。

思えばここ数日太陽の光を感じたことが無いような気がしますね。

家庭菜園でキュウリを育てている人の話によると全然実がついておらず食べられる状態じゃないそうです。

これだけ日照時間が短くなると気になるのが農作物への影響です。

最新の野菜価格はご覧のようになっています。

食品価格動向調査(野菜)-7月8日週
キャベツ  149円(95%)
ねぎ    745円(88%)
レタス   288円(86%)
ばれいしょ 354円(93%)
たまねぎ  233円(83%)
きゅうり  490円(98%)
トマト   560円(93%)
なす    578円(101%)
※(単位:円/㎏)
出典:農林水産省

先週時点のデータでは例年の平均を上回っているのは「なす」くらいでそれ以外の野菜は例年の平均を下回る価格帯だったようです。

連日梅雨空が続いていますが、夏場の異常気象で思い出すのが、1993年(平成5年)に起きた「平成の米騒動」です。

仙台管区気象台ホームページより引用


平成5年(1993年)は、4月から10月にかけてほぼ全国的に低温傾向が続き、6月から9月にかけては長雨と日照不足が重なり、沖縄・奄美地方を除き梅雨明けが特定できませんでした。
太平洋高気圧の日本付近への張り出しが弱く、日本付近に梅雨前線が停滞することが多かったことや、たびたび、オホーツク海高気圧が出現してやませによる北東風で寒気が入り込んだことから、東北地方も太平洋側、日本海側とも平年に比べて気温がかなり低く、日照時間が少なく、降水量が多くなりました。
特に水稲は生育が遅れたり、実を結ばなかったり、いもち病の発生等、大きな被害となりました。

ここまで仙台管区気象台ホームページより引用

日本のコメどころである、新潟、北海道、秋田、山形、茨城あたりの気温が気になりますね。

米の生産には昼と夜の気温の差が大きい方が適しているようです。

7月後半、8月の天候に注意ですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・平成5年(1993年)夏の低温と日照不足-仙台管区気象台
https://www.jma-net.go.jp/sendai/wadai/touhokukikou/kikou_sub2.html
・食品価格動向調査(野菜)-農林水産所
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/kouri/k_yasai/h22index.html
・1993年米騒動-wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/1993%E5%B9%B4%E7%B1%B3%E9%A8%92%E5%8B%95
・期間合計日照時間一覧表-気象庁
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/tenkou/alltable/sun00.html

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