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コラム

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今週の注目は、米国の税制改革と米3QGDP

2017年12月18日

おはようございます!
テクニカルアナリストの山口です。

先週13日(日本時間14日)に開催された米国の連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通りFF金利の誘導目標が1.25~1.50%に0.25%引き上げられました。
市場はこれを織り込み済みで利上げに対するサプライズがなかったことから、為替市場は「噂で買って事実で売る」の格言どおりに113円台から112円台半ばまで下落いたしました。
なお、注目されていた経済物価・金利見通しについては、経済成長率と失業率が上方修正され、来年の利上げペースは9月のFOMCと同様年3回の見通しとなっています。

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今週、予定されている主要な経済イベントは以下となります。
18日
08:50 日銀・企業短期経済観測調査(短観・企業の物価見通し、12月調査)
19:00 11月ユーロ圏消費者物価指数 改定値
21日
未定 日銀金融政策決定会合(終了後、決定内容発表)
15:30 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
22:30 7-9月期米GDP確定値
22日
18:30 7-9月期英GDP確定値
22:30 米PCEコアデフレータ
24:00 11月米新築住宅販売件数

今週の経済イベントについては日銀金融政策決定会合や米第3QGDPに注目が集まりますが、先週から引き続き米国の税制改革法案と政府暫定予算案の再延長にも目配せが必要です。
なお、税制改革法案については22日が年内成立の期限となり、また、22日は米政府の暫定予算案の期限にもなっています。

【米ドル/円(TFX) 60分足 チャート】

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米ドル/円の60分足チャートです。週初113.555で寄り付いた米ドル/円は、週前半に113.50を中心に上下20pips程度のレンジ相場で推移。13日(日本時間14日午前4時)にFOMCで政策金利が25bp引き上げられると、上値の重い展開となり15日には一時112円近辺まで値を下げました。
15日には子供税額控除の拡大が盛り込まれなければ反対すると表明していた共和党のルビオ上院議員が子供税額控除の拡大が米税制改革法案に盛り込まれたことから米税制改革法案の採決で賛成票を投じる意向を示し米主要株価指数や米国債利回りが上昇。年末のドル需給も逼迫する中、ドル円は高値112円台の後半まで上昇し112.565で引けました。
60分足チャートでは、目先、112.40がサポート、112.80がレジスタンスと考えられます。

 

【日経225(TFX) 60分足 チャート】

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日経225の60分足チャートも米ドル円と同様、週半ばまではレンジ相場での推移となっておりましたが、FOMCの利上げを受けて先週お伝えしていた22,800円を下回り22,500円台まで下落したものの、再度22,800円を上回る展開となっています。
日経225の60分足チャートでは、引き続き目先22,800円がサポート、22,930円がレジスタンスとして意識されそうです。

 

【NYダウ(TFX) 60分足 チャート】

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NYダウ(TFX)60分足です。
米ドル円や日経平均同様、週前半は24,665ドルから24,790ドルのレンジ相場となっていましたが、その後は底堅い展開で推移。
目先のサポートは、先週レジスタンスとしてお伝えしていた24,790前後、レジスタンスは25,000前後が意識されそうです。

このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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