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ワクチン接種率と効果を考える

2021年09月03日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

皆さん新型コロナウイルスのワクチン接種は完了されましたか?
私も2回目の接種が今週完了しました。だんだんと現役世代でもワクチン接種が進んできています。このまま集団免疫を確保できるレベルまで進んで欲しいですね。

Our world in dataによると日本国内で、1回目のワクチン接種を完了された方は全体の57.43%、2回目の接種も完了された方は全体の46.42%でした。

全世界の接種率は、1回目の完了率が39.64%、2回目の完了率が27.03%なので日本の接種率は世界の接種率と比べると優秀だと言えます。

他の先進国と比べるとどうでしょう。

下のグラフは、G7メンバー国のワクチン接種率(1回目)の推移をグラフにしたものです。

ワクチン接種率(1回目)-G7

出典:Our world in data

6月の前半からこのデータをモニタリングしていますが、3ヶ月前と比べると、日本の接種率はものすごく増加しました。6月前半、日本の接種率はわずか9.21%でしたが、8月末時点には57.43%もの人が1回目のワクチン接種を完了させました。

たった3ヶ月で100人中9人しか接種していなかった状況から100人中57人が接種している状況に変わったことは、今後の生活にどのような影響があるのでしょうか。

モデルケースとして参考になるのが他のG7メンバー国です。
というのも、現在の日本の接種率57.43%という水準は、他のメンバー国において数か月前に達成していた水準だからです。

カナダ -1回目接種率 73.36%

出典:WHOホームページより

フランス -1回目接種率 71.62%

出典:WHOホームページより

イタリア -1回目接種率 70.58%

出典:WHOホームページより

イギリス -1回目接種率 70.50%

出典:WHOホームページより

ドイツ -1回目接種率 64.72%

出典:WHOホームページより

アメリカ -1回目接種率 61.05%

出典:WHOホームページより

日本 57.43%

出典:WHOホームページより

各国のデータには、上段と下段に二つのグラフが表示されていますが、上段が新型コロナの新規感染者数で下段が死者数を表しています。

日本を除く6ヶ国に共通することですが、ここ最近の感染者数は、前回のピークに達するほど増加していません。これは、ワクチン接種率が60%を超えている効果が表れているのではないでしょうか。

さらに注目したいのは、死者数です。亡くなった方の人数は前回のピークと比べると大幅に減少しています。ワクチンによって重症化リスクを軽減できるのであれば、今のような厳しい制限を緩和していく余地が出てきます。

他のG7メンバー国よりもワクチン接種率が低かった日本は、前回のピークよりも多くの感染者を出してしまいましたが、重症化リスクが高い高齢者から接種していったことで亡くなった方の人数は、前回のピークよりも少なく抑えられました。

今後、現役世代の接種率が高まっていけば、感染者数も減少していくのではないでしょうか。
投資家の皆さんは、アフターコロナのことも考えておいた方が良さそうですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
Our world in data
WHO

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