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トルコ1月の失業率14.7%に悪化

2019年04月17日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

先日トルコの1月の失業率が発表されました。1月の失業率は12月の10.8%から大きく上昇し14.7%になりました。
たった1ヶ月間で3.9ポイントも悪化した計算になります。
14.7%という失業率は全産業でのもので、特に悪いのが非農業部門と15歳から24歳までの若年層です。

非農業部門の失業率は4.1ポイント悪化して16.8%に
15歳から24歳の失業率は6.8ポイント悪化して26.7%になりました。

とにかく、12月よりも失業率が高くなっている訳ですが、これがどんな状況なのかイメージしにくいのでグラフにしてみました。

トルコの労働者割合はご覧のようになっています。

トルコ労働者割合

出典:トルコ統計局

トルコは農業従事者の数が非常に多く15歳以上の人口6,101万人のうち461万人が農業従事者です。7.5%が農業で生計を立てています。また15歳以上の半数近くが非労働者となっています。
ちなみに日本の労働者割合はご覧のような感じです。

日本労働者割合

出典:総務省統計局

2月の就業者数が6,812万人、失業者数が156万人、非労働者数が4,267万人でした。
比べて見ると全然違いますよね。トルコは働いている人の割合がとても少ないんですね。
就業率と失業率の変化をグラフ化したものがご覧のものです。

トルコ就業率と失業率の変化

出典:トルコ統計局(http://www.turkstat.gov.tr/Start.do

青い折れ線グラフが季節要因を省いた数値です。どちらも2018年後半から悪化してきています。

何かと話題なトルコですが、労働市場は厳しい状況になっています。
高金利通貨で人気が高いトルコリラ円ですが、経済の状況はいつ急変してもおかしくない状況が続いていますので、ヘッジをするか、リスクを抑えるなどの対策を取ったほうが良いのかもしれませんね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・トルコ失業率-トルコ統計局
http://www.turkstat.gov.tr/Start.do
・総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html

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