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テーパリングは3月で終了。来年中に3回の利上げ。どうします?

2021年12月16日


皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

今年最後のFOMCが行われ、テーパリングの速度を2倍に加速させることが決定されました。

具体的には、今年の11月からFRBは米国債の購入額と住宅ローン担保証券( MBS)の購入額を毎月150億ドルずつ減額していましたが、この金額を今の倍の300億ドルに増やすとしています。

11月に実施されたFOMCについては、「バックナンバー:FOMCと雇用統計」をご覧ください。

来年の6月まで続く予定だった米国債とMBSの購入プログラムは、来年3月で終了することになります。

また来年のフェデラルファンド(FF)金利は0.25%ずつ3回の利上げが実施されることも示唆されました。

因みに、2022年のFOMCのスケジュールは次のようになっています。


2022年のFOMCスケジュール

1月25日-26日
3月15日-16日
5月3日-4日
6月14日-15日
7月26日-27日
9月20日-21日
11月1日-2日
12月13日-14日

3月まではテーパリングが行われるので、利上げが実施されるのは早くても来年5月のFOMC以降になりますが、5月、6月は様子を見て年後半連続して利上げするのか、それとも6月、9月、12月と3ヶ月ごとに利上げすのるか。
いずれにせよ、来年12月時点でのFF金利は現状よりも0.75%高い水準の0.75-1.00%になっていると予想されます。

コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年以降、米国10年債利回りはご覧のように推移しました。

米国10年債

(出所:TradingViewによる米国10年債利回りチャート

今のところ、目立った変動はありませんが、今回のFOCMの結果はすでに織り込み済みなのでしょうか。利上げのタイミングが近づくにつれ動きが出てくるかもしれません。

今後アメリカの金利が上昇して可能性がとても高くなってきましたので、現在組んでいるポートフォリオの見直しは必須です。
例えば、高金利の新興国通貨への投資を行っている人や米国株に投資している人はもちろん、日本株にしか投資していない人や元本確保型の金融商品にしか投資していない人であっても、すべての投資家がアメリカの金利上昇の影響を受けるはずです。

来年はどんな投資がベターなのか。楽しみですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


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