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ここ数週間を振り返って

2016年11月29日

皆様、こんにちは。パソコン教室担当のワイワイです。

市場の動きが幾分かフラット気味になってきましたので、ゴールドの価格中心に展開を振り返ってみたいと思います。

 

まず、米ドル円です。

米ドル円(くりっく365)-60分足
WL0356

※チャートは『e-profitFX with株365』から

週明け月曜日から相場の雰囲気が変わり、それまでの上昇トレンド一緒くたな動きから少し変化しました。

現在の値位置は、11月25日から新たに形成された下落トレンドと11月26日以降の安値を結んだ並行ラインとで形成される下降三角形(ディセンディング・トライアングル)の中での展開となっています。

このまま、安値ラインをキープすることができるでしょうか。

 


日経225(くりっく株365)-60分足

WL0357

※チャートは『e-profitFX with株365』から

日経225は、米ドル円相場同様、フラットな展開となっています。現在は18,250円を挟んだ狭いレンジ内での動きとなっています。

急騰急落など、サプライズ的な動きが無い分、ルールに則って取引するのであれば、取引しやすい動きが続いているようです。

 

最後にゴールド

東京金 10月限-60分足
WL0358

※チャートは『FITS-取引画面』から

チャートはありませんがNYの金価格は、11月初旬には1300ドル台を付けていました。この1カ月近くの間、ズルズルと値段が下がり11月25日には1170.3ドルまで値下がりしましたので、10%以上も値下がりした計算になります。

しかし、東京市場の値動きを見てみると上で示したチャートのような値動きとなっています。

11月16以降、フラットな展開となっており、東京市場は安定した展開になっています。このことは何を現わしているのでしょうか。

ご存じのように世界のマーケットの中心はNY市場です。NY市場では、NYダウが史上最高値を更新するなど、投資家にとってめでたい展開へとなっていました。マーケットで投資されてる資金のトータルが変わらないものだと仮定すれば、何かの価格が上昇した際、何かの価格が下落しなければ計算が合わなくなります。
債券市場では、10年物利回りが大統領選挙前に1.82%水準で取引されていたものが今日現在2.31%水準まで上昇してきました。
結果として、マイナス金利である円や金利を生まないゴールドが売られ、金利が上昇した債券や史上最高値を更新した株式市場に資金が流れる展開になったのだと考えられます。
東京で取引されている東京金もNYで取引されているNY金も金は世界中どこに行っても同一価格で取引されています。

下落したNY金と円安に進んだ米ドル円相場の振れ幅がほとんど一緒だったので、東京の金価格がフラットな動きになったのだと解釈するのが妥当な考え方でしょうか。

このフラットな横ばいトレンドが崩れるには、このNY金と円安の均衡が崩れる必要があるのですがどうなんでしょう。

この後、どうなるでしょうか。
・米国債券利回りは今の金利水準をキープできるのか。
・トランプ旋風はこの後も続くのか。
・NYダウが値下がりした際にその資金はNY金に戻ってくるのか。

結局金を取引するには、それ以外の市場をマークする必要がありそうです。

本日はこの辺で。

今月もあと2日です。

今日も素敵な一日になりますように。

このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

 

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