米・雇用統計後ですが、ブラジル経済について
2016年04月04日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
先週末は米・雇用統計がありましたが、結果は非農業部門雇用者数が21.5万人増、失業率が0.1%悪化して5.0%となりました。
米国の雇用統計はマーケットに大きな影響を与える要素なので皆さん注目していますが、それ以外の国の失業率はあまり知られていません。直近のデータをまとめると次のようになります。
失業率(2014年と直近データの比較)
日本 3.6% ⇒ 3.2%
アメリカ 6.2% ⇒ 5.0%
ドイツ 5.0% ⇒ 4.3%
フランス 10.3% ⇒10.2%
イギリス 6.1% ⇒ 5.1%
ユーロ圏 11.6% ⇒10.3%
EU 10.2% ⇒ 8.9%
ロシア 5.5% ⇒ 5.8%
韓国 6.1% ⇒ 6.0%
ブラジル 5.4% ⇒ 7.6%
※出典:Eurostant,Datastream
2014年と直近の数値を比較しましたが、データに上げたほとんどの国で失業率は下がっていますが、唯一失業率が悪化している国があります。それがブラジルです。
今年の8月5日~8月21日までリオデジャネイロオリンピックが行なわれますが、ブラジルの景気動向はあまり良くなさそうです。
IDE-JETRO(日本貿易振興機構)の調べによると。2015年GDPは調査を始めた1996年以降で最大のマイナス成長を記録し、経済状況が深刻化した状況であることを物語っています。
ブラジル経済動向レポート(2016年2月)-IDE-JETRO
http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Region/Latin/Brazil/Eco2016/201602.html
今年はオリンピックイヤーですが、オリンピック開始前年から厳しい状況にあるブラジル経済ですが、オリンピック終了による設備投資が減少し更なる経済悪化も考えられます。
市場はグローバルに展開していますので、株式・為替・コモディティと様々なマーケットに影響が出る可能性があります。
ブラジル経済が持ち直してくれることを期待しております。
最後にマーケット動向です。
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
新しい会計年度を迎えた4月1日、スタート直後これまでのレンジを大きく下回って相場はスタートしました。
ドル円(くりっく365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
雇用統計発表までは大人しくしていたドル円も発表直後から動き出し、ややもみ合いながらもレンジ内安値であった112.005円の安値ラインを割り込みました。
NYタイムにドル円はレンジを割り込みましたがこのことが今日の株式市場にどう影響してくるのか。新たなトレンドが生まれるのでしょうか?
あいにくの空模様ですが、新たな1週間のスタートです。
今週も素敵な一週間になりますように。
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。