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いつからアメリカは世界No.1の経済大国なのか-後編

2018年04月18日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

今日は昨日に引き続き、「いつからアメリカは世界No.1の経済大国になのか」についてです。

前回の記事

いつからアメリカは世界No.1の経済大国なのか-前編
https://www.fujitomi.co.jp/?p=24293

国際通貨基金(IMF)のデータベースをお借りして調べてみました。

データは1980年からですが、そのデータスタートの1980年時点ではすでにアメリカは世界No.1のGDPを誇っていましたので、もっと昔にさかのぼる必要があります。

もっと昔のデータは無いものなのかを調べた結果、イギリスの経済学者アンガス・マディソン先生(1926-2010)が調査したデータがオランダのフローニンゲン大学のホームページから閲覧できることがわかりました。

フローニンゲン大学(University of Groningen)はオランダの北部の都市フローニンゲンにある大学で創業は1614年と歴史がある由緒正しい大学でアンガス先生は2010年4月にお亡くなりになられてしまいましたが、データが最終更新された2009年までのデータを閲覧することができます。

このデータのすごいところは、西暦元年からデータが閲覧でき、1820年以降は毎年GDPが数値化されているということです。1820年というと日本は第11代将軍徳川家斉の時代です。日本の江戸時代からの詳細なデータわかる貴重なデータです。

早速ですが、データをグラフにしてみました。

各国のGDPが数値化されているのですが、あまりありすぎても解りにくいので2008年時点での上位10カ国だけを表示させてみました。

順番に
1位 アメリカ
2位 中国
3位 インド
4位 日本
5位 ドイツ

昨日みたIMFのデータでは名前がでてこなかったインドが日本よりも上で3位になりました。このGDPで用いられる単位は、GKドルという単位で各国の通貨を購買力平価と物価変動率で1990年のドルに換算したものです。

この計算方法を用いると2008年時点のランキングにインドが入ることになります。

さて、今回の疑問。「アメリカはいつから世界No.1の経済大国なのか」ですが、一番上にある青い線がアメリカです。

グラフを見てお解かりのように1900年時点ですでにNo.1だったようです。

解りにくいので1900年よりも前だけを表示させています。

1900年より前に遡ってもアメリカのNo.1は変わりませんが青のアメリカと交わる点が見つかりました。それが1871年です。1871年のイギリスのGDPが105,570、アメリカが102,862でしたので、1871年はイギリスが世界No.1でした。
ということで、アメリカが世界一の経済大国になったのは1872年からとの結論がでました。

1872年を和暦で言うと明治5年です。日本では富岡製糸場が開業し、近代化がスタートしたばかりの年ですが、それから現在の2018年まで146年間、アメリカがNo.1だったということになります。

146年間アメリカの牙城が崩されることはありませんでした。
今生きているすべての人が生まれた時からアメリカは世界一の経済だった訳ですが、これは世界共通の価値観だと言えそうです。

近いうちに、中国がアメリカを追い抜くと言われていますが、150年近く続いた価値観が変化する局面なので、それ以外にも様々な変化が起きる可能性もありそうですね。

ということで、今回の答えは1872年でした。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献

フローニンゲン大学
https://www.rug.nl/ggdc/historicaldevelopment/maddison/

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