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9月5日(月)今週の商品相場見通し

2022年09月05日

9月5日の週の商品相場見通しです。

 欧米の中央銀行による積極的な利上げ観測から、景気減速を警戒して先週、株式及び商品市況は大幅安を強いられました。WTI原油は高値から2営業日で11ドルも急落しました。欧州のエネルギー供給不安よりも、景気減速による石油需要の悪化を警戒した弱気な投資マインドが大きく影響したとみられます。
 ところで、5日にはOPECプラスの閣僚級会合が予定され、ここでは10月の産油量が協議されます。原油価格の急落によって9月の生産水準を据え置くとみられますが、サウジが減産の可能性を示唆しているように、減産も十分想定されます。また、ノルドストリームのメンテナンスも延期が決定し、週明けの海外原油は戻り歩調も予想されます。
 東京のドバイ原油は、このため、週前半は買いで対処したいです。ただ、景気減速の再燃も警戒され、あくまでも買いが短期勝負で、週半ば以降は臨機応変な仕掛けが無難です。

 NY金は引き続き、軟調地合いが予想されます。先週末に発表されたアメリカの雇用統計は弱い内容でしたが、それまでの1700ドルを割り込む急落に対する自律反発もあり、週末には1720ドル台まで回復しています。
 しかし、アメリカの長期金利は以前として高い水準のままで、ドル高・ユーロ安も進行しています。金融引き締め強化の後退は考えにくく、1730ドル台での戻りが精いっぱいで、また1700ドルを割り込むとみられます。
 金標準は、円安もあり7700円を回復しましたが、7700円は売り場とみています。

 白金は3700円台を回復しましたが、3600円割れもまた予想されます。今週からNY白金期近10月限の整理商いが活発化しますが、欧州の景気減速懸念から白金の需要悪化は必至で、NY白金は800ドル割れを強いられるとみられるためです。円安でも白金は売りスタンスで臨みたいです。

 トウモロコシは、景気減速による需要悪化を警戒してシカゴトウモロコシは反落しましたが、国内市場はそれ以上に強引に売り叩かれ、円安を全く無視する展開を強いられています。今週も内部要因に翻弄されるでしょうが、世界的な干ばつ懸念による供給不安もあり、突っ込みあれば買い拾っていきたいです。

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