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12月5日(月)今週の商品相場見通し

2022年12月05日

12月5日の週の商品相場見通しです。

パウエルFRB議長は、講演の中で、アメリカ経済の急降下は望んでおらず、今後の利上げペースの鈍化に言及しました。これまでのハードランディングからソフトランディングに金融政策を転換するとの思惑から、アメリカの長期金利が急低下し、ドル安も急ピッチに進行した結果、NY金は1800ドル台まで大幅急伸してます。
ただ、週末に発表された雇用統計がかなり強い内容で、強いインフレが再認識され、NY金の上昇も足踏みすることになりました。
それでも、2023年にはFRBによる金融引き締めが終焉するとの見方はなお根強く、NY金は一時急落するものの、1810ドル前後まで買い直されています。
9日にはアメリカの卸売物価指数が発表され、ここでまたインフレが懸念される可能性もあり、このため、今週のNY金の上値は抑えられ、ボックス圏で推移するとみられます。
一方、NY金の大幅急伸にもかかわらず、国内の金標準は急ピッチの円高にさらされ、上値の重い展開をみせています。雇用統計発表前に1ドル=133円台まで円高が進行していましたが、雇用統計発表後には1ドル=136円近辺まで円安が進行。その後、1ドル=134円台まで円高がまた再燃しており、円高基調に変わりないとみられます。円高を意識すれば7800円は相当な上値抵抗となるでしょう。週末のアメリカのPPIを意識して、NY金安と円高が重なれば、7700円割れも警戒されますが、7700円台での波乱の展開が今週は続くとみています。
 
東京のドバイ原油は、前週同様、中国のゼロコロナ政策の動向次第といえます。その仕掛けのバロメーターは、引き続き、上海と香港の株価の動向になるとみられます。
ゼロコロナ政策の緩和も部分的ながら進行し始めており、海外原油の基調は今後とも回復に向かうとみられます。ただ、金同様、国内市場は円高がネックになるとみられ、思惑買いが通用しない可能性もあります。円高を警戒しつつ、買いの回転を効かせて対処していきたいです。

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