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マーケット情報

12月12日(月)今週の商品相場見通し

2022年12月12日

12月12日の週の商品相場見通しです。

海外原油は一週間で11%前後も急落し、1年振りの安値水準まで下落するなど、先週は底割れの商状をみせました。
WTI期近1月限は70ドルまで急落しましたが、バイデン政権が戦略備蓄在庫の放出を見送る水準としていた70ドルに急接近したことになります。70ドルは心理面の下値支持とみられますが、今週はその70ドルをめぐる攻防が予想されます。
中国ではゼロコロナ政策の大規模緩和が明らかされましたが、中国国民の動きは極めて慎重で、石油需要の回復にはかなりの時間が必要とみられ、その結果、海外原油市場においてゼロコロナ政策の緩和は全く支援材料になりませんでした。
アメリカではキーストーン・パイプラインの原油流出もあり、WTI原油は一時急伸しました。しかし、アメリカの石油製品在庫はかなりの高水準であること、石油需要も長期低迷しており、供給不安につながらないとみられています。
週末にプーチン大統領がEUやG7の制裁の影響で、ロシアの原油減産の可能性を指摘しましたが、今後、ロシアの減産を巡る動きに注視したいです。
東京のドバイ原油は、WTI原油が70ドルで下げ止まりをみせるとの思惑が強く、週末の夜間取引で下げ渋りをみせましたが、70ドルを維持するかどうかは、週明けのWTI原油の動向を見極めるべきで、67ドル程度までの一段安を指摘する声もあるだけに、下げ渋りの反動安も警戒しつつ、値位置的には押し目買いで対処したいです。

13日、14日にはFOMCが実施され、0.50%の政策金利の引き上げが市場のコンセンサスとなっています。
円高には警戒しつつも、FOMC以降、NY金は上昇基調を鮮明にするとみられるだけに、週前半の金標準の押し目は買い場とみています。13日に発表されるアメリカのCPIが下押しのタイミング、つまり買い場提供になるとみています。

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