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10月31日(月)今週の商品相場見通し

2022年10月31日

10月31日の週の商品相場見通しです。

 今週はFOMCが最大のポイントとなります。日本時間11月3日朝3時にFOMC声明、3時半にパウエル米FRB議長の記者会見が予定されています。
 先週半ばまでは、今回のFOMCによって12月のFOMCでの利上げ幅の縮小、つまり金融引き締め強化の見直しを協議するとみられ、アメリカの長期金利が急低下しました。
 しかし、週末に発表されたアメリカの経済指標が強い内容となったことで、インフレ抑制のため、FRBが金融引き締め強化を緩めないとの観測が再燃、その結果、長期金利が急上昇し、大きく戻りをみせていたNY金が急落してします。

 今週は一層、FOMCに対する思惑によって、金融市場全体が不安定な動きを強いられることが避けられそうもありません。
 目先は1日に発表されるアメリカのISM製造業景況感指数に注目したいです。これによって、FOMCに対する市場のコンセンサスがある程度、確立するとみられるためです。
 ところで、週末の黒田日銀総裁の会見を経て、急ピッチのドル高・円安が進行し、金標準は大きく買い直されています。その後のNY金の急落で上値を押されましたが、日米の金利差縮小による円高基調はひとまず後退したとみるべきですが、それもFOMCの結果次第で、また円高が進行する可能性もあります。
 アメリカの長期金利を参考にしつつ、FOMC前は超短期の仕掛けに徹し、3日のパウエルFRB議長の会見後、トレンドを形成するとみられるため、その流れに沿った積極的な仕掛けを心掛けたいところです。

 ドバイ原油の買いスタンスは維持です。中国のゼロコロナ政策の強化から、アジアの取引時間帯、つまり国内の日中取引から夜間取引の序盤にかけて値崩し、その後、大きく買い直されるパターンが先週は続きました。今週も中国リスクで下押しすれば、買い拾っていきたいです。

 ところで、週末にロシアがウクライナや国連との穀物貿易合意の無期限停止を発表しました。その結果、週明けのシカゴ穀物の急騰が予想されます。先取りの仕掛けが可能なため、週明け早々のトウモロコシは買ってみたいです。

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