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10月24日(月)今週の商品相場見通し

2022年10月24日

10月24日の週の商品相場見通しです。

 週末にアメリカの10年債利回りは4.337%台まで急上昇しましたが、その後、4.20%を割り込むまで急低下しました。
FRBのハードランディングを警戒した長期金利の急上昇に急ブレーキがかかったといえます。
ウォールストリートジャーナルが12月のFOMCにおいて、利上げ幅を縮小することを11月のFOMCで協議する可能性を報じました。金融引き締め過ぎを一部のFRB当局者が懸念しているためとされています。
この報道を受けた長期金利の急低下であり、より11月1日、2日のFOMCが注目されることになりそうです。
 
 利上げペースの年内の鈍化は全くの予想外であり、金融引き締め強化を前提にしたNY金の先安懸念も解消されることになり、週末のNY金は安値更新の水準から40ドル以上も買い直されています。
週明けも、長期金利次第ですが、NY金の地合いがとりあえず変わったとみるべきです。
一方、日銀が週末に1ドル=152円を目前にしての覆面介入を実施したようで、急ピッチの円高が進行しています。
以前は、円高は買い場提供でしたが、アメリカの長期金利も急低下しており、日米の金利差拡大にブレーキがかかる可能性もあり、円安基調が一巡することも予想されます。
NY金の潮目がひとまず変わったとみて、円高局面での買いを狙いたいですが、FOMC声明も全くの不透明なため、買いの回転を効かせた、短期勝負が無難です。

 東京のドバイ原油は、円高進行で下落していますが、長期金利の低下によって、石油需要の改善に即、つながる訳でもなく、NY金と海外原油の取り巻く環境は異なります。
従って、国内のドバイ原油はより円高を警戒すべきといえます。3月限の7万3000円台前半は買い下がりたいですが、週末までに海外原油が急伸していること、アメリカの天然ガスが急落しており、7万3000円割れも留意すべきで、金以上の原油の買いは短期勝負に徹したいところです。

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