７月２６日の週の商品相場見通しです。

　ＮＹ株価の連騰を映して、海外原油・石油製品は大きく買い直され、ＷＴＩで安値から７ドルも切り返しています。
　アメリカのデルタ株の感染拡大を警戒して急落した株式市場でしたが、そのリスクが後退した結果、アメリカでのガソリン需要拡大が期待され、週末にかけてＷＴＩは７２ドル台まで急伸しました。
　その結果、再開するドバイ原油は、いきなり４万７０００円台に急伸するとみられます。週明けも注目はＮＹ株価とＮＹガソリンンの動向で、一段と上昇すれば、ドバイ原油は４万８０００円台に水準を切り上げるでしょう。株価次第の展開は今週も続きそうです。

　ＮＹ金は、株価の急騰を受け、安全資産としてのリスク後退から取引水準を切り下げています。今週も水準切り下げの展開が継続するかポイントとなります。
　また、今週はＦＯＭＣが予定されています。テーパリングの開始が協議されることになるとみられますが、アメリカの長期金利の上昇は限定的とみられ、金市場の圧迫要因にはなりにくいと考えたいです。短期勝負の逆張りの仕掛けが無難です。

　ゴムはＮＹ株価次第の展開になりそうです。週明け早々から２１０円台回復し、戻り賛成の歩調から、じっくり売り場を探したいです。

　トウモロコシは、一部の天気予報で、クール＆ウエットが指摘された結果、週末にシカゴトウモロコシが急落したため、週明けは大幅安の見込みです。しかし、多くの天気予報で、ホット＆ドライが予想されており、今週半ばまで特に高温になりそうで、週明けからまたシカゴトウモロコシは急伸するとみられます。週明けから買い
攻めたいところです。