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6月28日(月)今週の商品相場見通し

2021年06月28日

6月28日の週の商品相場見通しです。

 パウエルFRB議長の議会証言をキッカケに、早期の利上げ観測が後退し、ナスダック指数は3営業日連続で最高値を更新しました。本来、NY金市場でも早期の利上げ観測の後退は買い材料になるところですが、量的緩和の縮小、いわゆるテーパリングはいずれ実施されるとの見方が支配的で、金市場は上値の重い展開を続けています。
 注目は、NY金期近8月限の整理商いが7月に活発化することです。テーパリング懸念から期近12月限への買いポジションの乗り換えは消極的にならざるを得ないだけに、整理商いの中心は買いの手じまい売りとなります。従って、これが金の上値を重くし、さらに7月に入っての下振れリスクを高めることになると考えられます。
 このため、金標準の戻り売りスタンスは今後とも維持したいところです。7月1日に発表されるISM製造業景況感指数に目先注目したいです。強い内容になれば、NY金の下げに拍車がかかる可能性があるためです。
 さて、7月1日にOPECプラスの会合が予定されていますが、ここでは、8月以降の増産継続が検討されるとみられています。欧米の石油需要の拡大観測から、海外原油の上昇は続いていますが、増産継続が示されることになれば、目先の調整安も想定されます。6月最終週のドバイ原油は、上げ一服も予想され、臨機応変に対処したいです。
 トウモロコシは、コーンベルトの生育に理想的な天候と弱気作付面積の事前予想を嫌気して、しばらくは軟調地合いを強いられるでしょう。日本時間7月1日深夜1時にアメリカ農務省は作付面積を発表しますが、これで悪抜けになるか注目されます。7月から受粉期の天候が警戒されるため、弱気な作付面積を受け急落すれば、そこは買い場になるでしょう。
 ゴムは国内の実勢悪から戻り売り継続です。上海ゴムの急伸に通髄して強引な上昇は結果的に売り場提供になっています。今後とも噴き値は売りになるでしょう。

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