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6月15日(月)今週の商品相場見通し

2020年06月15日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、6月15日の週の商品相場見通しをお送りします。

 アメリカでは新型のコロナウイルスの第2波のリスクが高まっており、実際にテキサス州やアリゾナ州では感染者数は過去最大を記録しています。経済活動再開の影響とみられまずが、再び経済活動を停止することはほぼ困難な状況にあります。
 しかし、経済活動の再開による景気回復を手掛かりに急伸していた株式市場は調整をみせ始めており、今週もNYダウの動向が商品市場にとっても目が離せません。

 今年3月のNYダウの暴落局面で、NY金も追随して急落しました。NYダウ先物の証拠金不足や損失カバーのため、金市場から資金がシフトしたためで、安全資産としての金の役割はみられませんでした。NYダウの下振れリストを踏まえると、今回もNY金の値崩れを警戒すべきです。
 東京金にとっては円高も警戒されるだけに、5900円台後半から6000円は売り上がってみたいです。

 アメリカでの経済活動の停止が困難なため、石油需要の落ち込みは限定的になりそうです。しかし、石油需要の改善の期待先行で、大きく買われた原油や石油製品の調整安も必至とみられ、東京原油は戻り売りで対処したいです。原油もNYダウやNYダウ先物がバロメーターになります。
 国内では多くの地域が梅雨に入りました。例年、ガソリン需要が低迷し、製油所の定期修理のため、原油在庫が積み増しされます。国内の在庫増加と需要後退は圧迫要因になることも留意したいです。

 東京ゴムは手掛かり難の中、玉次第の展開が予想されます。週末に一時急落しましたが、投げ売り一巡でその後は戻りをみせています。国内の自動車生産や販売が低調なため、160円台は売り上がってみたいが、NYダウの動きがポイントです。

 東京トウモロコシは、シカゴの小動きのため、仕掛けは見送りつつ、週明け発表される作柄状況で良好な状況が改めて確認されれば、ここからの上昇局面ではまた売りを狙いたいです。

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