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12月16日(月)今週の商品相場見通し

2019年12月16日

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、12月16日の週の商品相場見通しをお送りします。

 米中の貿易協議の「第一段階」の合意に達したものの、市場では懐疑的な見方がくすぶっており、週末のNY金はヘッジで買われ、東京金は5180円台に上昇する動きをみせました。週明け時点では5100円を試す値位置だったことを踏まえると、かなり上昇しています。ただ、これまでの東京金は5200円台が売り場提供になっており、今週は売り上がっていきたいです。週末のNY金はヘッジで買われたものの、アメリカの長期金利が一段と上昇し、ドル高・ユーロ安が進行するなど、金にとっては本来、売り材料になるものであり、週明けからNY金の地合いが一変することも想定されます。
 
 週末に一転して反落した東京白金ですが、NY・東京ともチャートが悪化し、一段安も連想されます。週末の3300円台で買いの利食い売りを推奨し、その後の途転売りを推奨していますが、週明けのNY白金が一段安を演じれば、追撃売りも仕掛けるべきで、一気に3200円を割り込む急落も想定されます。
 
 白金の値崩れをキッカケに8営業日連続で最高値を更新していたNYパラジウムも高値から急落しています。ただ、米中での自動車触媒用需要の拡大が期待されるため、年末には2000ドルを試すとみて、強気スランスは維持したいです。
 
 東京原油は4万1000円台に上伸しましたが、WTIは60ドル台での高値警戒の動きをみせています。先日、国際エネルギー機関が2020年第1四半期の世界の原油在庫の増加を指摘するなど、50万バレルの追加減産の効果はないとみており、実勢悪から今後急落するとみています。
 
 東京ゴムは、米中の貿易協議の「第一段階」の合意を受け、思惑買いで204円台まで急伸しましたが、それを受けた上海ゴムは急落しており、強引に買われた東京ゴムの反動安が予想されます。200円以上は売り場になるでしょう。
 
 東京トウモロコシは週明けに新甫1月限が発会します。ここまで逆ザヤ修正でかなり強引に先限が買われたこともあり、売られやすくなっています。新甫発会以降、1月限は売りで対処したいです。

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