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11月28日(月)今週の商品相場見通し

2022年11月28日

11月28日の週の商品相場見通しです。

 中国では新型コロナウイルス感染者が過去最高を更新するなど、感染拡大に拍車がかかっています。ゼロコロナ政策によって、自然免疫の獲得がかなり遅れている状況で、感染拡大に歯止めがかかる状況はみえないのが現状です。都市間の移動も規制されており、中国経済に与える影響は甚大とみられます。現時点で、日量100万バレル以上の石油需要が落ち込んでいるとみられ、週末の海外原油は急落しています。中国の新型コロナウイルスの感染拡大は、これまでも原油相場の圧迫要因になっていましたが、まだまだ売り材料として、無視はできません。
 12月4日にOPECプラスの閣僚級会合が予定されています。それを前にして、サウジとイラクのエネルギー相の会談が25日に実施され、現在の日量200万バレルの減産順守と、追加の減産も検討することで合意しましたが、海外原油の急落を阻止することはできませんでした。
 現在、ロシア産原油の輸出価格は62ドルから68ドルとみられ、WTI原油と北海ブレントの割高な値位置が再認識されており、中国リスクと相まって、海外原油の戻りは売られるパターンがまだ続くでしょう。
 東京のドバイ原油の7万円はかなり厳しい状況とみられ、円高次第では中国リスクも影響して6万5000円を試すことも予想されます。OPECプラスの閣僚級会合を材料にして上昇すれば、売り場提供になるでしょう。
 国内の金標準は、円相場主体の展開で、NY金の値動きは残念ながら、仕掛けのバロメーターになっていないのが現状です。
 今週は主要なアメリカの経済指標が相次いで発表され、それに対する円相場の動向に翻弄されるとみられ、小刻みに対処したいです。
 原油で指摘しましたが、NY金市場でも中国リスクが懸念されています。中国リスクによる需要悪化が懸念され、白金やパラジウム、非鉄や原油が急落しており、それにNY金の上値が抑えられる状況にあります。FOMC議事要旨を受け、NY金の上昇が期待されたものの、意外に上値が重く、中国リスクがその原因です。
 金市場でも中国での感染拡大を留意すべき状況といえます。

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