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11月21日(月)今週の商品相場見通し

2022年11月21日

11月21日の週の商品相場見通しです。

 FRB高官による相次ぐタカ派的な発言によって、FRBの金融引き締め強化を改めて認識するようになり、アメリカの長期金利が上昇し、ドル高・ユーロ安が進行。その結果、NY金は週末に1750ドル割れで下落している。
 1790ドルを高値にして、その後、ズルズルと取引水準を切り下げており、まさに調整局面に入っている。3分の1押しの水準は1730ドル台にあるため、一段の調整安も想定しておくべきです。
 ところで、FOMCの議事要旨が日本時間24日朝4時に発表されます。それを受けて、NY金が買い直される可能性もあるため、NY金の1740ドル前半の水準を参考にして、金標準の買いを狙ってみたいです。
 24日は祝日取引が予定されており、見逃せないイベントといえます。
 中東産原油は、週末に6万7000円台まで一時急落するなど、連日の大幅安が続いています。中国の新型コロナウイルスの感染者が4月下旬以来の2万人を越えるなど、感染拡大による経済への悪影響が懸念されているためです。WTI原油の取引中心限月である期近1月限は80ドルを割り込むと、30分足らずで77ドル台まで急落しましたが、その後、80ドル台をひとまず回復しました。
 ただ、中国の感染拡大に歯止めがかかる様相もみられず、大きく戻せば、それだけ売り場提供になるパターンが続いており、今週も軟調地合いが警戒されます。
 三角もちあいからの下振れで、わかり易かった下落でしたが、80ドルを割り込んだことで、下値警戒も予想されます。
 ただ、欧州での天然ガスの在庫は高水準に達しており、今年の冬は暖冬との予報も出ており、欧州のエネルギーの供給タイト感はみられず、中国の需要後退とあいまって、ファンダメンタルズは良くありません。80ドル割れはあくまでも値ごろの水準であり、引き続き、下押しを警戒しつつ、中東産原油は臨機応変に対処したいです。
 今週末になれば、OPECプラスの会合を意識するだけに、買いを仕込んでいきたい時期に入ります。

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