７月１１日木曜日の東京金は、急反発を演じており、期先６月限は前日と比較して６３円高の４９１８円で取引を終えました。

パウエルＦＲＢ議長の議会証言で、７月のＦＯＭＣでの利下げが示唆され、その後発表された６月のＦＯＭＣ議事録でも、利下げ観測が高まり、ＮＹ金はテクニカルな買いを誘って１４２０ドル台に急伸しました。７月３日の高値である１４４１ドルを試すことも十分考えられます。しかし、変則的ながら三尊天井を形成する恐れもあり、さらにアメリカの長期金利は依然として高い水準を維持しているため、この急伸局面では買い玉を軽くしておきたいです。
結果的に、前週末の雇用統計での急落は買い場提供となり、その時の安値から東京金は１００円以上も上伸しています。ＦＯＭＣまでは基本、買いスタンスは継続すべきですが、上値追いは避けたいです。