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自動車の普及台数と事故について

2018年05月28日


皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

突然ですが皆さんは自動車をお持ちですか?

住んでいる地域によって自動車がないと生活できない地域もあれば、自動車がなくても生活に支障がない地域もありますのでなんともいえませんが、平成29年3月末現在、日本で保有されている自家用自動車の台数は6101万台です。

日本の世帯数は平成29年3月末時点で5747万世帯なので1世帯あたりの普及台数は1.062台と1世帯1台を上回っています。

全国では1世帯あたりの普及台数は1.062台でしたが、都道府県によってその事情はことなり普及台数1位の福井県は1世帯あたり1.749台、2位の富山県は1.702台、3位の山形県は1.680台と世帯数を大きく上回る保有台数となっています。

ベスト3以外では、群馬県、栃木県、茨城県、岐阜県、長野県、福島県、新潟県、山梨県、佐賀県などの保有台数が多く、いずれの県も1世帯あたりの普及台数が1.5を上回っています。

これらの県では1家に2台以上あることが多数派となっていますのでひとり1台レベルで普及しているようです。

逆に圧倒的に少ないのが東京、大阪、神奈川、京都です。特にぶっちぎりで保有台数が少ない東京の1世帯あたり普及率は0.445台と0.5台を下回っています。東京では自動車自体を持っていない世帯のほうが多数派になっています。

傾向として鉄道路線が発展している首都圏、近畿の大都市圏は自動車がなくても生活に支障がないため保有する台数は少なくなり、逆に鉄道路線が発展していない地方ほど自動車の保有台数が多くなっています。

地方で生活する以上、自動車がないと交通手段がなくなってしまいますので、正常な日常生活をおくるためには自動車がないと困ってしまう。そんな環境になっていることを数字が表しています。

ここ最近、高齢者の自動車事故のニュースが多く報道されていますが、その背景には、免許を返したくても返せない。そんな事情があるようです。

実際に数字でみると75歳以上の運転免許保有者数はご覧のように増えています。

2006年を起点に考えればわずか10年ちょっとでその数は倍に増えてしまいました。

ちなみに歩行者が車道を横断する途中で死亡してしまった方の違反内容をグラフにしたものが次のデータです。

横断してはいけない場所を横断したり、斜め横断したり、信号無視をしたりして亡くなってしまう方は大勢いらっしゃるようですが、そのほとんどは高齢者です。

幼児から40代ぐらいまでは横断中に亡くなる方は10万人に1人もいませんが50歳を過ぎると徐々に増加し、80歳を過ぎると10万人中13.72人もの方が横断中に亡くなっています。

また、死亡事故を引き起こす件数は75歳以上が群を抜いて多くなっています。75歳未満では3.8人ですが、75歳以上では8.9人ですので実数として2倍以上になっています。

まとめ

データでみると地方は自動車がないと生活できない環境にありますが、高齢者は事故を引き起こす。又は事故に巻き込まれる可能性が高いようです。

簡単には解決できない問題ですが、自動運転が実用化されるなど高齢ドライバーをサポートする技術の早期開発が求められているようです。

高齢者でも安心してドライブできるそんな時代が早く来て欲しいですね。

今日は、自動車の普及率と高齢者の事故についてのお話でした。


参考文献:
一般財団法人 自動車検査登録情報協会

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