米国株式市場は続伸。ナスダック総合指数は、初の6000台で引けた。Ｓ＆Ｐ500種株価指数は14.46ポイント（0.6％）高の2388.61で取引を終え、NYダウは232.23ドル（1.11％）高い20996.12で取引を終了した。ナスダック総合指数は41.673ポイント（0.69％）高の6025.49で終えた。好調な企業決算が相次いだや、明日発表される予定の減税案への期待感、良好な経済指標が上昇の追い風となった。利益が市場の予想を上回ったキャタピラーが7.9％、マクドナルドが5.6％と、それぞれ大幅上昇して指数の上昇を支えた。キャタピラーの1株あたり純利益（ＥＰＳ）は1.28㌦。コンセンサスは0.63㌦で、市場の予想を大幅に上回った。17年通期の会社業績予想のＥＰＳを従来の2.90㌦から3.75㌦に大幅に上方修正した。
　ＮＹＭＥＸのＷＴＩ先物６月限は前日比33セント（0.67％）高い１バレル＝49.56ドルで取引を終了。26日に米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表する週間統計を控え、米国内の原油・石油製品の在庫取り崩し期待が先行した。
　本日の日経平均株価は続伸か。フランス大統領選を波乱なく通過して、リスクオンムードが漂う中、良好な企業決算や政策進展への期待などを好感し買いが優勢となりそうだ。一方で北朝鮮情勢には引き続き警戒を持つ必要がありそうだが・・・

【買い材料】

・米税制改革案への期待
・米国株は企業の好決算追い風に上昇、ナスダック6000ポイント突破
・NYダウ上昇（20996.12、+232.23）
・ナスダック上昇6000ポイント突破
・ドル111円台に上昇、ユーロは5カ月半ぶり高値＝ＮＹ為替市場
・3月米新築住宅販売、8カ月ぶりの高水準
・米ケースシラー住宅価格指数、2月は14年以来の大幅な伸び
・NY原油先物－小反発も、供給過剰懸念で上値重い（49.56、+0.33）
・欧州株式市場－続伸、先日の大幅高で利益確定売りも
・ドイツ、2017・18年の成長予想を上方修正＝政府高官
・北朝鮮、軍記念日に重大挑発なし
・CME225先物は大阪取引所比で上昇（19200、+110）
・恐怖指数VIXは10.76、前日比低下
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待

【売り材料】

・北朝鮮地政学リスク
・トランプ政権、政策運営に不透明感
・ギリシャ、債務危機再燃
・米国のドル高是正構想継続
・米4月消費者信頼感指数120.3、予想下回る
・28日米暫定予算期限、政府閉鎖リスク

【その他注目点】

・日銀金融政策決定会合（1日目）

・米債券市場＝利回り上昇、トランプ氏の税制改革に期待
・欧州債－続落、独債利回りは3月末以来の高水準
・NY金先物－続落、約2週間ぶりの安値水準

・米2月住宅価格指数（前月比）+0.8％（前回発表値 ±0.0％）
・米2月S&P／ケースシラー住宅価格指数（前年比）+5.85％（前回発表値 +5.73％）
・米4月消費者信頼感指 120.3〔予想 122.5〕（前回発表値 125.6）
・米3月新築住宅販売件数 62.1万件〔予想 58.3万件〕（前回発表値 59.2万件）
・米4月リッチモンド連銀製造業指数 +20（前回発表値 +22）

・カナダとの貿易摩擦、ＮＡＦＴＡ再交渉の必要性示す＝ロス米商務長官
・米ＣＢ消費者信頼感低下、オバマケア改廃頓挫影響か　
・安倍首相が英国訪問、28日にメイ首相と会談
・日本海で日米イージス艦共同訓練
・ＥＣＢが6月に緩和解除示唆検討、政治リスク後退で＝関係筋
・中国、慎重な金融政策を維持する見通し＝新華社

《スケジュール》

13:30　　2月全産業活動指数

10:30　　1－3月期豪消費者物価指数
15:45　　4月仏消費者信頼感指数
18:30　　3月南アフリカ卸売物価指数
20:00　　トルコ中銀、政策金利発表
20:00　　ＭＢＡ住宅ローン申請指数
21:30　　2月カナダ小売売上高
23:30　　ＥＩＡ週間在庫統計
27日02:00　　米財務省、5年債（340億ドル）入札

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