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【第89回】 ローソク足の基本その3

2016.09.16掲載

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★ 【小次郎講師】 ★
本日は酒田五法の続きを解説する。

☆ 【ムサシ】 ☆
だんだん面白くなってきました。

★ 【小次郎講師】 ★
古来の手法というのは時代を経ても変わることない相場の本質たるものを教えてくれる。

☆ 【ムサシ】 ☆
相場の本質ですか。

★ 【小次郎講師】 ★
相場の技法には時代によって変化するものと、どの時代にも共通なものがある。酒田五法を見ていると、その、時代に左右されない相場の一番奥深いものがどっしりと感じられる。やはりこういったことを勉強しなければいけない。

☆ 【ムサシ】 ☆
相場の奥義みたいなものですね。

★ 【小次郎講師】 ★
だね。孫子の兵法って聞いたことがあるだろ?

☆ 【ムサシ】 ☆
聞いたことがあります。中国の古来の兵法書ですね。

★ 【小次郎講師】 ★
「戦わずして勝つ」などと教えているのが孫子の兵法だ。

☆ 【ムサシ】 ☆
す、すごい。

★ 【小次郎講師】 ★
この酒田五法は孫子の兵法につながるものがあると思うぞ。

☆ 【ムサシ】 ☆
それほどですか。

★ 【小次郎講師】 ★
相場の世界は売方と買方の戦い、そこでの戦略は兵法と変わりない。現に相場の世界で孫子の兵法を元に売買している人もいる。そして、この書、酒田五法は本間宗久が作った相場における兵法書と言える。

☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど。

★ 【小次郎講師】 ★
酒田五法から「三」の字を取ってごらん。

☆ 【ムサシ】 ☆
「山」「川」「空」「兵」「法」ですか。

★ 【小次郎講師】 ★
陸海空の兵法とわかる。

☆ 【ムサシ】 ☆
あっ。

★ 【小次郎講師】 ★
江戸時代になり戦国時代は終わりを告げた。しかし、相場の世界は戦場だ。その相場の世界で勝ちぬくための戦法を教えているとしたら、それが兵法書でなくて一体なんだ。

☆ 【ムサシ】 ☆
確かに。

【1、三空とは?】

★ 【小次郎講師】 ★
そういった意味で酒田五法を読み解くと、その深さがわかる。本日は「三空」。「空」とは窓のこと。

20160916小次郎1

☆ 【ムサシ】 ☆
つまり前日のローソク足と本日のローソク足の間に大きな隙間ができることですね。

★ 【小次郎講師】 ★
そうだ。その隙間こそが「空」だ。

☆ 【ムサシ】 ☆
つまり窓を連続して3つ空けることが「三空」」ですね。

★ 【小次郎講師】 ★
実はあまり言葉にこだわってはいけない。意味を理解することが大切。ま、後で詳しく説明しよう。まずは、三空で有名なのは三空踏み上げ、三空叩き込み

【2、三空踏み上げ、三空叩き込み】
※三空踏み上げ
20160916小次郎2

※三空たたき込み
20160916小次郎3

☆ 【ムサシ】 ☆
聞いたことがあります。三空踏み上げは売りサイン、三空叩き込みは買いサインですよね?

★ 【小次郎講師】 ★
相場を知らない素人はそう言う。正しく言うと上昇相場の最終局面で出た「三空踏み上げ」は天井を暗示し、下降相場の最終局面で出た「三空叩き上げ」は底打ちを暗示するということ。

☆ 【ムサシ】 ☆
むむ、微妙にニュアンスが違いますね。

★ 【小次郎講師】 ★
まず、「踏む」とどういう意味だ。

☆ 【ムサシ】 ☆
え?あらためて聞かれると困りますが、・・・靴で何かを押さえつけるよう動作かと。

★ 【小次郎講師】 ★
全然違う。相場が曲がって・・・・・おっと曲がるは分かるかな?

☆ 【ムサシ】 ☆
相場が自分が仕掛けてるのとは逆方向に動くことですね。買っているのに下がるとか、売っているのに上がっている局面のことかと。

★ 【小次郎講師】 ★
そうだ。相場が曲がって、もう我慢が出来なくなったときに、損失覚悟で決済する。それを買方は「投げる」と言い、売方は「踏む」と言う。

☆ 【ムサシ】 ☆
投げるというのはよく聞きますが、踏むというのはあまり聞きませんね。

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