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【第71回】 第11部 「毎月分配型投信!」

2016.05.13掲載

皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★ 【小次郎講師】 ★
投資リテラシーということを現在テーマにしているが、調べれば調べるほど、日本人の投資リテラシーの低さに驚いてしまう。

☆ [ムサシ] ☆
そうなんですか。

★ 【小次郎講師】 ★
そして、それは証券会社等、金融商品を販売する側にも大いに問題があると思える。

☆ [ムサシ] ☆
どういう意味ですか?

★ 【小次郎講師】 ★
どういった商品を作れば売れるか、どういった商品を作れば儲かるか、といった点からのみ作られており、それを買った人のためになるのかどうかという発想が感じられない。

☆ [ムサシ] ☆
手厳しい。

【1、毎月分配型投信とは?】

★ 【小次郎講師】 ★
今回のテーマは「毎月分配型投信」。昨年まで投資信託の中で1番売れていた商品で、いろいろな問題点があり、トップの座は他の商品に譲ったが、いまだに人気は衰えていない。

☆ [ムサシ] ☆
投信というのは「投資信託」の略ですね。「ファンド」というのはまた別物ですか?

★ 【小次郎講師】 ★
ファンドと投資信託は同じもの。

☆ [ムサシ] ☆
まずは、ファンドとはなにかを簡単に説明してもらえませんか?

★ 【小次郎講師】 ★
投資信託(=ファンド)とは、投資家から集めたお金をプロがまとめて運用して、出た利益を投資家に投資額に応じて配分するという、まあそんな仕組み。

【投資信託】
ファンドのこと。
たくさんのお金を投資家から集め、それをプロがまとめて運用する。出た利益は投資家に投資額に応じて配分。

☆ [ムサシ] ☆
つまり、自分で運用する自信がない投資家がプロに運用を任せるということですね。

★ 【小次郎講師】 ★
そうだ。そして、その集めたお金を、どの投資対象に投資するかでいろいろな種類がある。

☆ [ムサシ] ☆
その中に毎月分配型投信があるのですね?

★ 【小次郎講師】 ★
そういうこと。毎月分配型投信とは、毎月一定の分配金が受け取れる投資信託。ひとつの例を挙げると100万円投資したら、毎月1万円の分配金があるなんて商品があった。

☆ [ムサシ] ☆
すごいですね。ということは年間で12万円になりますね。年利12%じゃないですか。それは人気になるわけですね。

★ 【小次郎講師】 ★
そうやってムサシ君のように勘違いした人が飛びついて人気になった。

☆ [ムサシ] ☆
あちゃ。勘違いなんですか?

★ 【小次郎講師】 ★
年間で12%もの利益が今の時代にコンスタントに挙げられると思うかね?

☆ [ムサシ] ☆
するとどういうからくりなんですか?

【2、分配金のからくり】

★ 【小次郎講師】 ★
分配金のいいものに限って、分配金は利益から出ているんじゃなくて、投資原資から出てるのだよ。

☆ [ムサシ] ☆
つまり、原資が減っているんですか?それだったら、いつか分配金が貰えなくなるじゃないですか?

★ 【小次郎講師】 ★
そのとおり。ところが毎月分配型投信を買っている人はそのことに気がついてない。もっとも、証券会社はきちんとそのことを説明しているだろうがね。聞いてる方は欲に目がくらんでいるので気がつかないのだよ。

☆ [ムサシ] ☆
恐ろしい。

★ 【小次郎講師】 ★
この毎月分配型投信というのは、年金を受け取っている層に人気がある。残念ながら今の時代、年金だけで生活していける人は少ない。その不足分をこの毎月分配型投信で補おうというわけだ。

☆ [ムサシ] ☆
なるほど、気持ちはわかりますね。

★ 【小次郎講師】 ★
だからもし、この毎月分配型投信が未来永劫、分配金を出すことが出来れば問題ないのだが、そうはいかない。

☆ [ムサシ] ☆
プロが運用しても難しいんですか?

★ 【小次郎講師】 ★
こういうときに、投資リテラシーが重要になる。

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