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CCI(コモディティチャネルインデックス)とは?計算式から使い方まで徹底解説|テクニカル分析の基本

2025.07.04

1. CCI(コモディティチャネルインデックス:Commodity Channel Index)とは?

CCIとは、1980年に米国の投資家であるドナルド・ランバート(Donald Lambert)氏が考案した指標です。
相場が移動平均に対しどの程度乖離しているのか数値化し、相場のトレンドや「買われすぎ」・「売られすぎ」を判断します。

同様のコンセプトの指標では、以前紹介した移動平均乖離率(MA乖離率)に似ており、さらに、「ケルトナーチャネル」や「ボリンジャーバンドの%b」などがあります。

【日経平均株価 日足】
※表示しているテクニカル指標は、上から順にケルトナーチャネル(20、1.5)、CCI(20)、ボリンジャーバンド%b(20、±2σ)、MA乖離率(20)
上記のチャートを見ると、CCIも%bもMA乖離率も似たような推移になっています。
実際、上記チャートのCCIと%bの相関係数は0.99で、非常に高い相関関係があります。
また、同様にCCIとMA乖離率の相関係数は0.86で、こちらも高い相関関係があります。

CCIを簡単に説明すると移動平均を0%、その上下に平均絶対偏差×1.5のバンドを描き、それぞれを100%と-100%とした際に、価格がどの水準にいるのかを示した指標です。
一方で%bは、ボリンジャーバンドの中心線を50%、上下のバンドを100%と0%とした際に、価格がどの水準にいるのかを示した指標です。
似ているのも納得できます。

ケルトナーチャネルもCCIも、本来、商品先物市場向けに開発されましたが、現在では株式、為替、暗号資産などあらゆる市場で活用されています。

CCIの主な特徴:
・0%ラインを中心とするモメンタム系の指標
・トレンドの勢いを視覚的に判断できる
・過熱感や反転の可能性を捉えるのに有効

2. CCIの計算式とその意味

CCIの計算式は以下の通りです。

CCI =(TP - MA)÷(0.015 × MD)

用語説明
・TP(Typical Price、ティピカル値):(高値+安値+終値)÷3
・MA(移動平均):TPのn期間単純移動平均
・MD(平均絶対偏差): TPとMAの差に対するn期間単純平均
※0.015 標準化のための定数(ランバート氏が経験則で導出)
※期間nは、20がデフォルト

✔解釈:
この式は、今の価格と移動平均の差が、平均的な価格と移動平均との乖離に対し、平均的な価格と移動平均との乖離を-100%から100%として、どのくらいの割合になっているのかを示しています。
これによって、現在の価格水準がMAからどれだけ離れているか(乖離度合い)を数値化でき、値が大きくなるほど、過熱状態にあると判断されます。

3. CCIのチャート例

以下のチャートは、日経平均株価の日足チャートに、ケルトナーチャネル(20、1.5)とCCI(20)を表示した例です。

2025年1月から2月中頃までのレンジ相場では、CCI+100ライン付近で相場が反落、-100ライン付近で相場が反発する傾向が見られます。同時にケルトナーチャネルも上方バンド付近で反落、下方バンド付近で反発しています。

期間を変えて、2月後半から3月初頭にかけては、ケルトナーチャネルの中心線(移動平均)の傾きが大きく変化し、相場もケルトナーチャネルの下方バンドを下回る状態が続くと同時にCCIも-100を割れる状態となります。
このように、レンジ相場では、CCIは-100%から100%の間で推移し、下降トレンドでは-100%を下回る状態、上昇トレンドでは100%を上回る状態になりやすいということです。

 

4. CCIの使い方:売買シグナルの見方

(1)CCIの基本的なシグナルの読み方
・100%以上:強い上昇トレンドと判断(順張り) or 買われすぎ=売り(逆張り)
・-100%以下:強い下降トレンドと判断(順張り) or 売られすぎ=買い(逆張り)
・0%付近:CCIの方向にしたがう(順張り) or 中立 明確な判断を避ける(逆張り)

(2)順張り戦略としての活用
・CCIの方向性にしたがって取引する⇒CCIが上昇基調で買い、下降基調で売り
・CCIが0%を上回る場合は買い、CCIが0%を下回る場合は売り
・CCIが100%を上回る → 強い上昇トレンドと判断し買い
・CCIが-100%を下回る → 強い下降トレンドと判断し売り

 

(3)順張り戦略としての活用

・CCIが100%を下回る → 売りサイン
・CCIが-100%を上回る → 買いサイン

5. 他のテクニカル指標との併用方法

CCIは単独で利用するよりも以下のようなトレンド系のテクニカル指標と組み合わせることで精度が向上します。

・移動平均(MA)系のテクニカル指標:移動平均やボリンジャーバンド、ケルトナーチャネル、エンベロープ等で相場のトレンドを確認し、順張りと逆張りを切り替えてCCIを活用する

・一目均衡表:移動平均同様に一目均衡表で相場のトレンドを確認してCCIを活用する

・オシレータ系指標との併用:レンジ相場時にストキャスティクスやRSIなどを併用し、両者が同時に同時に反転シグナルを示した際には、より信頼性の高い売買サインとなる

6. CCIの期間(パラメータ)設定とカスタマイズ

一般的には、20期間ですが14期間で利用されることも多いです。

期間の違いによる特徴
・10期間未満: 反応が早いがダマシが多くなる
・10~30期間:CCIをトレードのサインとして利用するのには一般的
・30期間超:長期トレードやフィルターとして使用

【パラメータを5で設定した場合】
パラメータが小さめだと過熱シグナルが頻繁に出る
レンジ相場であれば、これを活用した短期の逆張りが可能

【パラメータを25で設定した場合】
逆張りよりもトレンドフォローとして活用した方が機能する
その際に注目すべきは、過熱感よりもCCIの位置と方向性

【パラメータを50で設定した場合】
パラメータを長めに設定した場合は、よりトレンドフォローの方が機能する
その際に注目すべきは、過熱感よりもCCIの位置と方向性

 

7. CCIを使ったトレード戦略の例

CCIを利用した売買は、上述のとおりトレンドフォロー型とカウンタートレード型の両方で利用できます。
しかしながらCCIで最も着目すべき点は、CCI自体の位置と方向性です。
CCIが0%より上側に位置しているのか、下側に位置しているのか。

CCIが0%よりも上側で上昇基調なら相場も上昇トレンドです。100%を超えれば過熱感が出始めますが、CCIが下降基調になるまでは、買いポジションを持っていた方がいいでしょう。
逆にCCIが0%よりも下側でも-100%を超えて上昇基調で推移してきているのであれば、0%超えや100%超えの期待が持てます。

また、CCIを利用する際には、トレンド系のテクニカル指標も併用しましょう。
個人的には、ボリンジャーバンドとの組み合わせがおすすめです。

トレンド系指標が下落トレンドでCCIが下落基調なら売り、トレンド系指標が上昇トレンドでCCIが上昇基調なら買いという方法も、実務上はかなり有効な活用方法です。
こういった利用方法をする際には、CCIが-100%や0%、100%などの通過ポイントを通過したことを確認材料にすると、より売買の精度が上がります。

8. CCIの注意点と誤用の回避策

✔ダマシに注意
・CCIが一時的に+100や-100を超えても、すぐに反転することがある

・CCIの位置、方向性を確認し、他の指標とも組み合わせて「総合判断」が重要

✔相場環境を見極める
・トレンド相場かレンジ相場かによって、CCIの解釈が異なる

・レンジではカウンタートレード、トレンドではトレンドフォローが有効

9. まとめ:CCIは汎用性の高いオシレーター

CCIは、トレンド相場でもレンジ相場でも使える汎用性の高い指標です。ただし、単独使用よりもトレンド系指標を併用した複合的な判断が欠かせません。
ボリンジャーバンドなどで相場の流れをつかみ、CCIを上手に取り入れることで、エントリー・エグジットの精度が向上します。

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