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ゴールデンクロス・デッドクロスとは? 初心者でもわかる見方と活用法を解説!

2025.06.17

「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」は、移動平均線を2本使用した売買サインです。テクニカル分析の中では、特にポピュラーな売買サインで、株式市場だけでなく、FX取引、暗号資産取引など様々なマーケットで多くの投資家・トレーダーに利用されています。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、ゴールデンクロスとデッドクロスの基本から実践的な使い方までを丁寧に解説します。


1. ゴールデンクロスとは?


ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線(例:25日線)が、長期の移動平均線(例:75日線)を上回る現象を指し、買いサインとなります。

1-1. ポイント

・長期移動平均線が下降基調から、横ばい、あるいは上昇基調に変化してきている
・価格は、底値をつけて既に短期移動平均線を上回っていることが多い
・多くの買い注文が入りやすく、出来高は増えやすい
・下降トレンドにおける直近高値を上回っていることも

1-2. 例:9064 ヤマトホールディングス

2024年11月末に25日移動平均線が75日移動平均線を上回る → ゴールデンクロス発生 → 株価は上昇傾向に

1-3. チェック方法

お取引されている証券会社のチャートツールに長短2本の移動平均線を表示することで確認可能です。

【フジトミトレーダー株365】
フジトミトレーダー株365は、PCにインストールして利用するトレードツールで、チャート上から直接発注も可能です。
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【フジトミ証券 e-profitFX プラス株365】
e-profitFX プラス株365は、フジトミ証券のくりっく365、くりっく株365をお取引されているお客様向けの情報ツールです。
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【F未来予想チャート】
F未来予想チャートは、フジトミ証券でコンサルティング取引(対面取引)に口座をお持ちのお客様専用のチャート分析ツール(売買サインツール)です。
口座をお持ちでご利用を希望されるお客様は、担当者までお問い合わせください。
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マーケット関連情報サイトのスクリーニング機能を使う(2025年6月16日現在)
・株探(株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド):銘柄探検
テクニカルで探すの中に、5日と25日移動平均線のゴールデンクロスや5日と25日移動平均線のデッドクロスなどでスクリーニングできます。

・トレーダーズWEB(株式会社DZH):銘柄スクリーニング
さまざまな、条件でスクリーニングが可能です。ゴールデンクロスとデッドクロスは、「25MAと100MA」の条件でスクリーニングできます。


2. デッドクロスとは?


デッドクロスとは、短期の移動平均線(例:25日線)が、長期の移動平均線(例:75日線)を下回る現象を指し、売りサインとなります。

2-1. ポイント

・長期移動平均線が上昇基調から、横ばい、あるいは下降基調に変化してきている
・価格は、高値をつけて既に短期移動平均線を下回っていることが多い
・多くの売り注文が入りやすく、出来高は増えやすい
・上昇トレンドにおける直近安値を下回ってきていることも

2-2. 例:9501 東京電力ホールディングス


2024年6月半ばに25日移動平均線が75日移動平均線を下回り → デッドクロス発生 → 株価下落傾向に


3. ゴールデンクロス・デッドクロスの活用法

3-1. 【売買サインとして使う】

・ゴールデンクロス → 買いエントリーの検討
・デッドクロス → 売りエントリー、またはポジション解消の検討
※その際、上位の足種別(例:日足でトレードするなら週足が上位の足種別)で、相場のトレンドを確認しておきましょう。

3-2. 【他の指標と組み合わせる】

RSIやMACD、出来高分析など、他のテクニカル指標と併用し多角的に分析することで、「ダマシ」を回避しやすくなります。
※RSI:買われ過ぎ、売られ過ぎを示すオシレーター系指標で、0~100%の間で推移し、相場の速度を意味します。
MACD:2つの移動平均(EMA)の交差をいち早く知るために作成された、モメンタム系の指標で、MACDと0ラインの交差やMACDとシグナルの交差が売買サインとして利用されます。

3-3. 【時間軸による違いを理解する】

日足、週足、月足などでクロスの意味合い(信頼度の高さ)が変わります。例えば、月足など上位の足種別におけるゴールデンクロスやデッドクロスは、日中足(イントラデイチャート)など下位の足種別よりも強い売買サインになりやすいです。

3-4. 注意点

・ゴールデンクロスやデッドクロスにも「ダマシ」がある
・相場全体がボックス相場やレンジ相場の場合は、「ダマシ」になりやすい
・売買サインに飛びつくのではなく、全体の相場環境や出来高、その他指標と併せて判断することが重要


4.ゴールデンクロス・デッドクロスの応用

4-1. EMAとSMAの組み合わせ

【NYダウ 日足 25日単純移動平均(SMA)と25日指数平滑移動平均(EMA)】 
ゴールデンクロスとデッドクロスは短期移動平均線と長期移動平均線の交差となるため、同じパラメータ(期間)で設定したEMA(指数平滑移動平均)とSMA(単純移動平均)を表示し、EMAを短期移動平均、SMAを長期移動平均と読み替えて利用することも可能です。

4-2. 基準線と転換線の好転と逆転

【NYダウ 日足  一目均衡表の基準線と転換線】

上記チャートはNYダウに一目均衡表の基準線と転換線、参考として9日SMAと26日SMAを表示したものになります。
※基準線と転換線の組み合わせは狭義の「均衡表」と呼ばれています。
一目均衡表の転換線は当日を含めて過去9日間の最高値と最安値の平均値を繋いだもので、基準線は当日を含めて過去26日間の最高値と最安値の平均値を繋いだものになり、転換線が基準線を上回ると「均衡表の好転」という買いサイン、転換線が基準線を下回ると「均衡表の逆転」という売りサインになります。

上記のチャートでは、黄色い丸で示した部分が「均衡表の好転」と「均衡表の逆転」のタイミングになります。
さて、この均衡表ですが、参考に表示している2つの移動平均と見比べると、転換線は9日SMAと、基準線は26日SMAと似たような動きになっていることがわかります。
どのくらい似ているのかを上記期間(2024年10月1日~2025年6月17日)の「相関係数」を調べると、転換線と9日SMAの相関係数は0.99、基準線と26日SMAの相関係数は0.97となり、どちらも非常に強い相関があるといえます。
※「相関係数」とは、2つの変数間の線形関係の強さを示す統計量で-1から+1までの値をとり、1に近いほど正の相関、-1に近いほど負の相関(逆相関)が強いことを意味し、0に近いほど相関が弱いことを示します。
相関係数(r)の目安:|r|は絶対値の意味
・|r| < 0.2:ほとんど相関がない
・0.2 ≦ |r| < 0.4:弱い相関がある
・0.4 ≦ |r| < 0.7:中程度の相関がある
・0.7 ≦ |r| < 0.9:強い相関がある
・0.9 ≦ |r|:非常に強い相関がある

このように、一目均衡表の基準線と転換線は、数理的な観点で「移動平均線の仲間だ」と個人的に考えています。
※個人の考えであり、日本テクニカルアナリスト協会や国際テクニカルアナリスト連盟の見解ではありません。

4-3.他のテクニカル指標との応用

【NYダウ 日足  パラボリックSaRとEMA】

上記チャートは、NYダウの日足チャートに、パラボリックSaRという指標(青い点線)と21日EMAを表示したものになります。
パラボリックSaRのパラボリックとは「放物線状」を意味し、SaRは「ストップ・アンド・リバーサル」の略です。
パラボリックSaRは、トレンドフォローの指標で、パラボリックと価格が交差したタイミングが本来の売買サインとなります。

・買いサイン:下向きのパラボリックが価格に接した(下回った)とき
・売りサイン:上向きのパラボリックが価格に接した(上回った)とき

パラボリックSaRは、価格が最安値(あるいは最高値)を付けた後、そこから少しずつ加速し上昇(下降)し、その後、価格に追いつくように設計されています。

しかしながら、パラボリックSaRの売買サインは、相場の反転から遅くなってしまう傾向があるため、その売買サインの点灯を早めるために利用するのが移動平均です。
上記のチャートでは、パラボリックSaRとEMAを表示しており、売買サインは、パラボリックがEMAを超えたときとなります。:黄色い丸印で表示

※考え方:EMAの方が価格よりも遅いため、早めにパラボリックが追い付くことで、売買サインは早く点灯する。

このように、2つの移動平均線のクロスを利用した売買サインは、移動平均線のみならず、他のトレンド系指標との組み合わせでも応用が利くということです。


5. まとめ

以前にも触れましたが、元山一証券のアナリスト吉見俊彦氏が、移動平均交差法(Moving average crossover method)を日本で説明する際に、ゴールデンクロスとデッドクロスと名付けたのが始まりで、今では海外でも同様の呼び方をしています。

・ゴールデンクロス:短期移動平均線が長期移動平均線を上回る⇒買いサイン
※このとき、長期移動平均線が下降から横ばい、または、上昇に変化していること
・デッドクロス:短期移動平均線が長期移動平均線を下回る⇒売りサイン
※このとき、長期移動平均線が上昇から横ばい、または、下降に変化していること

ゴールデンクロスとデッドクロスは、トレンドフォロー戦略の中でも、最もシンプルな売買サインですが、これらのシグナルを正しく読み解くことで、投資判断の精度が高まり、損失を防ぐ手助けにもなります。

初心者の方は、まず移動平均線チャートでクロスを確認することから始めてみましょう。

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