
トランプ関税や地政学リスクで不透明な相場環境
米トランプ大統領が、すべての国から輸入されるほぼ全ての品目に10%の追加関税を課す「ベースライン関税」と対米貿易黒字の大きい国に対し追加関税を課す「相互関税」を発表したのが4月2日。
この発表により日米の株価指数は短期間で急落。ドル円相場は、じりじりと円高方向へ推移し4月22日には一時的に1ドル140円を割れる局面もありました。
【米ドル/円、TOPIX、S&P500 年初来の推移 日足】

こういったなかなか難しい相場環境の中で、米ドル/円で高い収益を上げているストラテジーが「アイバン 米ドル円(推奨証拠金額:255,630円)」です。
過去1ヵ月の収益率ランキング上位3ストラテジーは、次のとおりです。
1位
「アンリ 英ポンド円(推奨証拠金額:157,640円)」
カウンタートレード型 1ヵ月の損益合計:39,400円、収益率:24.89%
2位
「ユイ 米ドル円(推奨証拠金額:186,330円)」
カウンタートレード型 1ヵ月の損益合計:38,150円、収益率:20.47%
3位
「アイバン 米ドル円(推奨証拠金額:255,630円)」
トレンドフォロー型 1ヵ月の損益合計:42,800円、収益率:16.74%
「アイバン 米ドル円」は、推奨証拠金額(必要証拠金+1年間の最大DD)が、他のストラテジーに比べて大きいため、収益率ランキングでこそ3位に甘んじていますが、損益合計の金額ベースでは堂々の第1位です。
※全て2025年6月19日時点のデータ
「アイバン 米ドル円」の4月以降の取引状況

上記チャートは、今年4月1日から6月19日までの米ドル円 日足と「アイバン 米ドル円」の売買損益を示したものです。
全49回の取引で買いポジションによる取引は21回、売りポジションによる取引は28回。
49回の損益合計は、1枚(1万通貨)あたり109,400円で、詳細なパフォーマンスデータは以下のとおりです。
「アイバン 米ドル円」の4月以降のパフォーマンス詳細

ドンチャンチャネルを使ったストラテジー

アイバンのストラテジー詳細で確認できますが、このストラテジーでは、「ドンチャンチャネル」と「パラボリックSaR」というテクニカル指標を採用しています。
ドンチャンチャネルとは
ドンチャンチャネル(ドンチャンチャンネル)は、1950年頃に商品先物取引のトレーダーだったリチャード・ドンチャン(Richard Davoud Donchian)が考案した「タートル・トレーディング・ルール」が発展したもので、ドンチャンチャンネル、高低線、ハイローチャネル、HLバンド、ハイエストローエストバンドなど、チャートツールやトレードツールによって呼び方が異なります。
※のちにリチャード・デニスは、WSJでトレードのど素人を集めこのトレードルールを使い取引をおこなわせました。これが投資集団「タートルズ」です。
※「日本テクニカルアナリスト大全」では「高低線」、最新のNTAAテキストでは「ドンチャンチャンネル」として説明しています。
ドンチャンチャネルは、過去一定期間の最高値を結んだ線と最安値を結んだ線です。一定期間内の最高値と最安値を基準にする考えは、ストキャスティクスと同じですが、ストキャスティクスでは、これらを相場反転のシグナルとして利用するのに対し、ドンチャンチャネルでは、これらを超えることをトレンド発生のシグナルとして捉えて利用します。
わかりやすく言えば、終値ベースで過去一定期間の最高値を上回ったら買い、過去一定期間の最安値を下回ったら売りという考え方で、これは日本古来の「カギ足」や「新値足」というチャート描画方法のコンセプトと同じです。
【USDJPY 日足チャート ドンチャンチャネル(10、20)】

パラボリックSaRとは
アイバンの売買ロジックには、「パラボリックSaR」というテクニカル指標も使われています。
※SaR:Stop and Reversの意味で、決済して反対のポジションを持つこと(=途転)を意味します。
この指標は、「RSI(相対力指数)」や「DMI(方向性指数)」の考案者であるJ.W.ワイルダー(John Welles Wilder Jr. )が考案したもので、実はこれらのテクニカル指標は、全て1978年に発行された「New Concepts in Technical Trading Systems」で紹介されています。
※日本語に翻訳されたものが「ワイルダーのテクニカル分析入門 ——オシレーターの売買シグナルによるトレード実践法 (ウィザードブックシリーズ)」です。
パラボリックもトレンドフォロー型のテクニカル指標で、売買サインはパラボリックと価格の交差です。もっとわかりやすくいえば、パラボリックが価格よりも下なら「買い」、上なら「売り」です。
トレンドフォロー型のテクニカル指標となるため、売買サインの発生は遅くなる傾向があります。
【米ドル円 日足 パラボリックSaR(0.02、0.02、0.2)】

「アイバン 米ドル円」というストラテジーの特徴
このように「アイバン 米ドル円」というストラテジーは、他のストラテジーと比べてもユニークで、売買サインの発生がやや遅めのトレンドフォロー型テクニカル指標を2つ利用しています。
トレード回数は2ヵ月半で49回なので、1日1トレードするかどうかといったストラテジーです。
また、イントラデイチャート(日中足)での売買判断となるため、日足チャートにおいてはレンジ相場が続いているような相場環境の方が、機能しやすいストラテジーともいえます。
「アイバン 米ドル円」は、ドンチャンチャネルとパラボリックを活用した堅実なトレンドフォロー戦略です。直近の実績やロジックに興味のある方は、ぜひトレードツールでで詳細をご確認ください!
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