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トランプ関税発表後の為替変動とFX自動売買「シストレセレクト365」の結果

2025.04.08

皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。

トランプ関税が発表された4月2日午後3時(日本時間4月3日午前5時)以降、株式相場はパニック売りに見舞われましたが、為替相場も荒い展開になりました。

早速ですが、為替相場の変動をチャートで確認してみましょう。

ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円の値動き

(出所:TradingViewによる米ドル円チャート

赤色の線が米ドル円、オレンジ色の線がユーロ円、青色の線がポンド円、緑色の線が豪ドル円を示しています。グラフは、発表直前を起点とした変動率を表しています。

チャートからは、4通貨すべてが円高・ドル安方向に動いたことがわかりますが、それぞれの動きには違いがありました。

為替の変動ポイント

(1)発表から24時間以内で最も下落したのは米ドル円だった
(2)24時間経過以降の米ドル円とユーロ円の変動は比較的落ち着いた動きになった
(3)ポンド円と豪ドル円は48時間以降も円高に進んだ
(4)4通貨の中で最も円高に振れたのは豪ドル円だった

建玉状況の確認
各通貨の建玉状況について、くりっく365建玉数量売買比率のデータを確認すると、4月2日時点では全体的に売り建玉が優勢だったことが分かります。

くりっく365建玉数量売買比率(2025年4月3日)

豪ドル円は買い越しでしたが、米ドル円・ユーロ円・ポンド円はいずれも売り越しでした。この状況が継続していたと仮定すれば、含み益が出た投資家が多かったと推測できます。

では、3営業日(72時間)経過後に建玉はどう変化したのでしょうか?

くりっく365建玉数量売買比率(2025年4月7日)

米ドル円・ユーロ円は売りの割合がやや増加し、ポンド円・豪ドル円は買いの割合がやや増加しました。
特に豪ドル円に関しては、買いの割合が60.2%まで増えており、ポジションを作った時期が2022年以降であれば、多くは含み損を抱えている可能性が高いです。

シストレセレクト365の運用結果
それでは、シストレ(シストレセレクト365)の運用結果はどうだったのでしょうか?

トランプ関税が発表された日本時間4月3日午前6時直前から、3営業日(72時間)にかけて、シストレセレクト365が行った豪ドル円の取引結果は以下のとおりです。

<豪ドル円の運用結果(2025年4月3日AM6時〜4月8日AM6時)>
ソーレン +53,350円
エマ +49,400円
ルカ +48,000円
リンカ +44,850円
エミリー +40,300円
ユウリ +34,950円
シオン +31,950円
ソラ +26,300円
アカリ +24,100円
キラ +22,100円
ホノカ +20,700円
マオ +16,800円
ケント +16,450円
テンカ +14,900円
レイヤ +13,350円
アイバン +11,950円
アンリ +9,500円
ユイ +6,600円
レミ +4,150円
セラ +2,650円
タカ +1,500円
リオ +1,000円
レナ 0円
カイト -15,600円
<検証期間中の売買集計>
全体ストラテージー数 25
売買を行ったストラテージー数 24
プラスだったストラテジー数 22
マイナスだったストラテジー数 1
平均損益 +19,969円
合計損益 +479,250円

最も利益が大きかったストラテジーは「ソーレン」の+53,350円
最も損失が大きかったのは「カイト」の−15,600円でした。

驚くべきは、売買を行った「24個」のストラテジーのうち、「22個」が収益プラスだった点です。無作為に選んだとしても88%の確率でプラスになっていたことになります。
なお、全ストラテジーの平均収益は「+19,969円」、合計損益は「+479,250円」でした。

まとめ

くりっく365建玉数量売買比率の変化から考察すると、トランプ関税発表後も保有ポジションを柔軟に適応させた投資家はごく少数だったと言えます。
実際、豪ドル円の買い建玉割合は4月3日時点の56.7%から、4月7日には60.2%に上昇しています。売り建玉が決済されるか、新たな買い建玉が作られない限り、この比率は上がりません。相場下落に合わせて途転(ドテン)するのは簡単じゃないですね。

相場対応が難しい場面で活用できるのが、シストレによる「別運用」です。

フジトミ証券が提供する「シストレセレクト365」は、キャラクター(ストラテジー)を選択するだけで、自動売買が実行される仕組みです。売り・買いの方向を自分で決める必要はなく、あらかじめ設定されたテクニカル指標のサインに基づいて売買が自動で行われます。

ご自身の相場観とは異なる視点からの売買が可能となるため、現在の取引スタイルを変更することなく併用できます。

トランプ関税はまだ発表されたばかり。今後も相場に大きな(悪い)影響を与える出来事が起こるかもしれません。

そんな時に備えて、「シストレセレクト365」という選択肢を加えてみてはいかがでしょうか?




[シストレセレクト365の詳細はこちら]

本コメントは編集者個人の見解であり、内容の正確性や将来の結果を保証するものではありません。また、特定の売買を推奨するものでもありませんので、あらかじめご了承ください。

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