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【金価格】2025年も金利動向・地政学リスク・中央銀行の動向に注目

2025.01.07

JPX金先物 日足チャート

JPX金先物(12月限)は前日比53円高の13,453円近辺で推移しています。
実線は、10日EMA(13,347円近辺)がサポート役となり、上昇波を形成しています。

タイムサイクル分析で考察すると、トップサイクルは本日で44本目を形成し、ボトムサイクルは本日で19本目を形成しています。平均トップサイクルは34本ですが、前回のトップが51本を形成したことから、今回も日柄が長くなる可能性が高まっています。

目先は昨年11月の高値(13,560円)が上値ターゲットとして意識されそうです。この水準を上抜ける展開となれば、史上最高値を形成した昨年10月31日高値(13,819円)が車に入ります。

 

ドル建てゴールド 日足チャート

ドル建てゴールドは、昨年12月18日の安値(2584.49ドル)が日足ベースのボトムになり、その後は下値を切り上げる展開が続いています。

タイムサイクル分析で考察すると、トップサイクルは本日で18本目を形成し、ボトムサイクルは本日で14本目を形成しています。平均トップサイクルは30本、前回が32本であることから、今回も同等の日柄を形成しながら、トップを形成する可能性が高まります。

目先は、10日EMA(2633.28ドル近辺)をサポートに一目均衡表の雲を上抜けることができるか注目されます。上抜ける場合は、ボリンジャーバンド2σ上限(2700.40ドル近辺)や昨年12月高値(2725.76ドル)が上値ターゲットとして視野に入ります。

<価格予想>
ゴールドマン・サックスの修正:
ゴールドマン・サックスは、金価格が3,000ドルに到達する時期の予測を2025年12月から2026年第2四半期に先送りしました。

<注目の変動要因>

  • 金利動向: 米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが予想されており、これが金価格の上昇要因とされています。
  • 地政学リスク: ウクライナや中東での地政学的緊張が続いており、安全資産としての金の需要を押し上げています。
  • 中央銀行の動向: 特に中国などの中央銀行が、外貨準備の多様化の一環として金の購入を増やしていることが、価格上昇の一因とされています。

これらの要因がJPX金先物とNYゴールドの相場動向に影響を与えそうです。

(14:05執筆)

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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