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【海外原油市況】週末のWTI原油先物相場は、持ち高調整や利益確定の売りによって反落。一方、週明けは米国とイランの対立再燃によって85.69ドルまで急伸。

2026.08.31

(WTI原油)
28日のWTI原油は、持ち高調整や利益確定の売りによって反落。

WTI原油の期近10月限は、前日比0.13ドル安の1バレル=83.40ドルとなった。
北海ブレント原油の期近10月限は同0.39ドル安の89.31ドル。
RBOBガソリンの期近9月限は同10.57セント高の348.99セント。
NYヒーティングオイルの期近9月限は同7.80セント高の435.67セントで引けた。

週末のWTI原油10月限は、序盤から売りが先行した。この日、イランで外交や国防を統括する最高安全保障委員会のレザイ事務局長が、ホルムズ海峡の開放条件について「(イラン側の要求を示す)リストを作成している」と明らかにした。米国には仲介国を通じて示されるとし、リストには中東地域全体での戦闘終結も含まれるという。こうした動きを受け、WTI原油は売り優勢で推移。その後は週末を控えた持ち高調整や前日の上昇を受けた利益確定の売りも加わり、一時82.25ドルまで下値を切り下げた。

しかし、安値を付けた後は、中東情勢の不透明感を背景とした原油供給への懸念が根強く、83.70ドル台まで切り返す場面もあった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、トランプ米大統領が戦闘終結に向けた覚書を巡る協議を再開する考えはないと報じた。また、調査会社ケプラーが28日に公表した船舶追跡データによると、27日にホルムズ海峡を通航した商品運搬船は7隻と、前日の17隻から大幅に減少した。

週明けは一転して急伸している。30日に米軍がホルムズ海峡に浮かぶイランのララク島で、ロケットランチャー2基を攻撃したと報じられた。さらに31日には、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」が、ヨルダンに駐留する米軍基地2カ所を攻撃したと発表。中東情勢の緊迫化を受け、週明けのWTI原油は一時85.69ドルまで上昇した。米軍によるイランへの攻撃は約1カ月ぶりとなった。
複数の米メディアによると、イランの革命防衛隊は、機雷を搭載したロケット弾をホルムズ海峡に向けて発射する準備を進めていたとされる。ホルムズ海峡を巡る軍事的緊張が再び高まる中、原油供給への影響を警戒する買いが強まり、相場を押し上げている。

WTI原油期近10月限 日足チャート

北海ブレント原油期近10月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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