(WTI原油)
12日のWTI原油は、小幅続伸。WTI原油の期近9月限は、前日比0.07ドル高の1バレル=83.27ドルとなった。北海ブレント原油の期近10月限は同0.07ドル高の88.98ドル。RBOBガソリンの期近9月限は同1.71セント高の315.37セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同5.15セント高の430.40セントで引けた。
前日のWTI原油先物相場は、世界的な需給の緩み観測と、中東情勢の先行き不透明感が交錯する中、小幅続伸となった。
WTI原油9月限は、取引序盤に84.35ドルまで上昇した後、82.40ドルまで下落した。
この日発表された石油輸出国機構(OPEC)の月報では、2026年の世界石油需要の見通しを日量58万バレル増とし、従来予測の78万バレル増から下方修正した。下方修正は4カ月連続となった。さらに、米エネルギー情報局(EIA)が同日発表した週間在庫統計では、原油在庫が前週比1740万バレル増加。市場予想の140万バレル減に反して大幅な積み増しとなった。ガソリン在庫は100万バレル減と、予想の120万バレル減を下回る減少幅にとどまった。ヒーティングオイル(留出油)在庫は、130万バレル減の予想に対し、前週からほぼ横ばいとなった。これらの発表を受け、世界的な石油需要の鈍化や米国内の需給緩和が意識され、相場は売り優勢となった。
しかし、その後は中東情勢の先行き不透明感が根強く、買い戻しが入り、83.40ドル前後まで上昇する場面もみられた。
ロイター通信によると、イエメンの沿岸警備当局が11日に、紅海の出入り口に当たる要衝バベルマンデブ海峡で貨物船が攻撃を受け、少なくとも6人が死亡したと明らかにした。攻撃には親イラン武装組織フーシ派が関与したとみられている。また、オマーン湾では、パナマ船籍の船舶が米軍によるミサイル攻撃を受けたという。依然として中東地域では商船を狙った攻撃が相次いでいることから、中東産原油の供給不安が相場の下支えとなった。
13日のWTI原油(9月限)は、82.50ドル台(9時21分現在)で推移している。北海ブレント原油(10月限)は88.20ドル台となっている。
WTI原油期近9月限 日足チャート

北海ブレント原油期近10月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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