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【海外原油市況】11日のWTI原油先物相場は、中東情勢の先行き不透明感を背景に、一時84.61ドルまで上昇した後、乱高下した

2026.08.12

(WTI原油)
11日のWTI原油は、4営業日連続の上昇。WTI原油の期近9月限は、前日比1.07ドル高の1バレル=83.20ドルとなった。北海ブレント原油の期近10月限は同1.19ドル高の88.91ドル。RBOBガソリンの期近9月限は同012セント高の313.66セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同6.27セント高の425.25セントで引けた。

前日のWTI原油先物相場は、中東情勢の先行き不透明感を背景に、一時84.61ドルまで上昇した後、乱高下した。

WTI原油9月限は、中東情勢への警戒感から84.61ドルまで続伸した。しかし、その後はホルムズ海峡の通航が早期に再開されるとの見方が浮上すると、相場は81.27ドルまで急反落した。ロイター通信によると、カタール外務省の報道官は11日、ホルムズ海峡の船舶通航を巡るオマーンとイランの協議がかなり進んだ段階にあると明らかにした。この報道を受け、中東産原油の供給拡大が意識された。

ただ、81ドル台までの下落は一時的な動きにとどまり、その後は米国とイランの戦闘終結に向けた協議が難航するとの見方を背景に、83ドル台半ばまで買い戻された。
10日には、トランプ米大統領が、イラン側がホルムズ海峡開放の条件の一つとして、米国とイスラエルによるイラン攻撃の損害賠償を求めていることに対し、イランが過去に死傷させた人々への補償を要求すると表明。さらに、イラン当局による反政府デモ弾圧の犠牲者や、2000年にイエメンのアデン湾で起きた米駆逐艦「コール」への自爆テロについても、補償を求める考えを示した。
また、リビア国営石油会社(NOC)は10日、ザーウィヤ製油所で燃料タンクを標的としたドローン攻撃を受け、火災が発生したと明らかにした。さらに、ロイター通信によると、ウクライナ軍は11日、ロシアのオレンブルク州オルスクにある石油精製所を攻撃したと発表した。石油関連施設への攻撃が相次いだことで、世界的な供給混乱への警戒感も強まり、原油相場を下支えした。

12日のWTI原油(9月限)は、83.70ドル台(9時40分現在)で推移している。北海ブレント原油(10月限)は89.40ドル台となっている。

WTI原油期近9月限 日足チャート

北海ブレント原油期近10月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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