(WTI原油)
5日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油の期近9月限は、前日比0.55ドル安の1バレル=75.22ドルとなった。北海ブレント原油の期近10月限は同0.09ドル高の79.45ドル。RBOBガソリンの期近9月限は同1.34セント安の283.88セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同2.57セント高の379.62セントで引けた。
前日のWTI原油先物相場は、ホルムズ海峡の航行再開への期待を背景に、一時74.24ドルまで下値を切り下げた。
WTI原油9月限は、序盤は売り買いが交錯した。4日、米ニュースサイト「アクシオス」が、ホルムズ海峡の通航再開に向け、イラン、オマーン、米国の3カ国が暫定合意の妥結に近づいていると報じた。これを受け、トランプ米大統領も「われわれは極めて順調に進んでいる」と述べ、「48時間以内」に答えが出るとの見通しを示した。米政府は5日の発表を目指しているとされ、通航再開への期待が高まり、相場は74.24ドルまで下落し、直近安値を更新した。
その後は、米国とイランの協議進展に対する懐疑的な見方や、紅海周辺の治安悪化への警戒が強まり、相場は一時76.70ドルまで上昇した。イランは交渉の事実を否定し、トランプ大統領も合意に至らない場合には強い攻撃を行う可能性に言及しており、協議の先行き不透明感が高まった。
さらに、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は5日、サウジアラビアの紅海沿岸にあるヤンブー港沖で石油タンカーをミサイルで攻撃したほか、アデン湾でも別のタンカーを標的に攻撃を行ったと明らかにした。紅海周辺の治安悪化による供給懸念は依然として根強く、買い戻しの要因となった。
ただ、買い戻しの動きは一時的にとどまり、ホルムズ海峡の航行再開による中東産原油の供給拡大期待から、相場は再び74.40ドル台まで売り直された。
8月6日のWTI原油(9月限)は、74.60ドル台(9時32分現在)で推移、北海ブレント原油(10月限)は79.00ドル台となっている。
WTI原油期近9月限 日足チャート

北海ブレント原油期近10月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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