(WTI原油)
28日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油の期近9月限は、前日比3.35ドル安の1バレル=79.26ドルとなった。北海ブレント原油の期近9月限は同4.27ドル安の84.09ドル。RBOBガソリンの期近8月限は同0.72セント高の333.45セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は同3.93セント高の415.09セントで引けた。
28日のWTI原油先物相場は、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉再開への期待を背景に売りが優勢となり、一時は1バレル=77.78ドルまで大幅に下落した。
WTI原油8月限は序盤から売りが先行。ロイター通信は28日、オマーンがホルムズ海峡を地域共同の枠組みで管理する案をイランに提示したと報じた。さらに、イラン国営テレビは、アラグチ外相が27日にオマーンおよびサウジアラビアの外相と相次いで電話会談を行ったと伝えた。トランプ米大統領も同日、「(イランと)良い対話を行っている」と述べており、中東の地政学リスク後退への期待からエネルギー輸送の混乱が解消されるとの見方が広がり、相場は77.78ドルまで売り込まれた。
しかし、その後は米国とイランの交渉進展に対する懐疑的な見方が浮上し、79.50ドル前後まで買い戻された。トランプ米大統領は、交渉が失敗した場合には「24日以降停止している攻撃を再開する」とけん制。さらに、イランのガリババディ外務次官がオマーン側の提案を拒否したとの報道もあり、両国の交渉を慎重に見極めたいとする動きが広がった。
本日のWTI原油は、ヨルダンの米軍基地にイランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」が弾道ミサイルを発射したとの報道を受け、83.30ドルまで急反発。その後、ミサイルはすべて迎撃されたと伝えられたことから、現在は82.20ドル台(9時20分時点)まで上値を切り下げている。
WTI原油期近9月限 日足チャート

北海ブレント原油期近9月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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