(WTI原油)
20日のWTI原油は、続伸。WTI原油の期近8月限は、前週末比0.74ドル高の1バレル=83.23ドルとなった。北海ブレント原油の期近9月限は同1.12ドル高の89.22ドル。RBOBガソリンの期近8月限は同0.37セント安の338.90セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は同5.44セント高の411.90セントで引けた。
週明けのWTI原油先物相場は、中東情勢の先行きが不透明なことを背景に、85.39ドルまで直近高値を更新した後、乱高下する展開となった。
WTI原油8月限は、序盤に85.39ドルまで急伸。先週から米国とイランの対立が激化している。ロイター通信は16日、イランが米国による同国の電力インフラ攻撃に備え、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対し、紅海の出口にあたるバベルマンデブ海峡を封鎖する準備を整えるよう指示したと報じた。その後も両国の戦闘は激化しており、週明けの相場でも買いが先行した。
しかし、直近高値を更新した後は、米国とイランの間で間接協議が続いているとの情報を受け、相場は一時80.27ドルまで下落。この日、イラン外務省報道官は記者会見で「仲介国を通じて(米国との戦闘を沈静化させるための)提案が伝えられている」と説明した。一方で、国益に合致しなければ進展は望めないとも述べた。提案では、6月に合意した暫定合意の覚書の復活を模索するため、10日間の停戦が提示されているという。
ただし、80.27ドルまで下落した後は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、サウジアラビア関連船舶による紅海およびアラビア海の往来を阻止すると発表。これを受けて中東産原油の供給不安が再燃し、相場は83.80ドル台まで買い戻された。
7月21日のWTI原油は、82.90ドル台(10時01分現在)で推移、北海ブレント原油は88.80ドル台となっている。
WTI原油期近8月限 日足チャート

北海ブレント原油期近9月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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