(WTI原油)
26日のWTI原油は、反落。WTI原油の期近8月限は、前日比2.69ドル安の1バレル=69.23ドルとなった。北海ブレント原油の期近8月限は同3.27ドル安の71.99ドル。RBOBガソリンの期近7月限は同7.02セント安の295.71セント、NYヒーティングオイルの期近7月限は同9.00セント安の320.82セントで引けた。
週末のWTI原油は、中東産原油の供給回復の兆しを背景に、一時68.56ドルまで下落した。
WTI原油8月限は、序盤から売りが先行した。LSEGの海運データによると、26日、サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコは、約4カ月間中断していたペルシャ湾のラス・タヌラ・ターミナルでの石油積み込みを再開した。積載能力200万バレルの超大型タンカー2隻が原油の積み込みを行い、さらに1隻が近くで待機している。
また、海運データ分析会社ケプラーによると、ホルムズ海峡の運航再開により、今週の原油輸送量は2月末の交戦開始以降で最大となった。こうした動きを受け、中東産原油の供給回復が相場の圧迫要因となり、68.56ドルまで下落した。
しかし、売りが一巡すると安値拾いの買いが入り、相場は70ドルを挟む水準まで押し上げられた。ホルムズ海峡の開放にはなお不透明感が残っている。先日、同海峡で貨物船が攻撃を受け、国際海事機関(IMO)は25日にペルシャ湾で足止めされている船舶の退避計画について「安全確認のため一時停止を決定した」と発表した。また、イランはホルムズ海峡の管理権を改めて主張した。さらに、イラン外務省は26日の声明で、米国と湾岸協力会議(GCC)が前日に発表した、同海峡の自由航行を求める共同声明に反発した。
週明けの相場は、27日に米国とイランが互いに攻撃する動きとなったことから、取引開始後に70.97ドルまで急伸した。しかし、その後は米・イランが攻撃停止で合意し、30日に戦闘終結に向けた覚書に基づく協議を行う見通しとなったことで、69.30ドル台まで売り直されている。
6月29日のWTI原油は、69.80ドル台(9時49分現在)、北海ブレント原油は72.30ドル台で推移している。
WTI原油期近8月限 日足チャート

北海ブレント原油期近8月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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