(WTI原油)
18日のWTI原油は、小幅反落。WTI原油の期近7月限は、前日比0.19ドル安の1バレル=76.60ドルとなった。北海ブレント原油の期近8月限は同0.30ドル高の79.85ドル。RBOBガソリンの期近7月限は同8.53セント高の299.49セント、NYヒーティングオイルの期近7月限は同6.73セント高の312.73セントで引けた。
前日のWTI原油は、米国とイランの最終合意に対する懐疑的な見方から、乱高下する展開となった。
WTI原油7月限は序盤から売りが先行し、米国取引時間帯には73.58ドルまで下落し、直近安値を更新した。
17日にはトランプ米大統領とイランのペゼシュキアン大統領が、両国の戦闘終結を定めた覚書に署名。19日に正式な署名式を行い、その後「最終合意」に向けて60日間の交渉を開始する見通しとなっている。
この覚書には、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡の通航再開と、30日以内に戦闘前の水準まで回復させることが盛り込まれている。また、この期間中の通航料は免除される取り決めとなっている。
これにより、中東産原油の供給拡大が見込まれるとの見方が広がり、相場の下押し要因となった。
しかし。その後は最終合意に対する懐疑的な見方が強まると、相場は一転して買い戻され、一時76.99ドルまで上昇した。覚書には、イランの経済復興に向けて米国が少なくとも3000億ドルの資金を確保する段取りが含まれると報じられているが、この点についてトランプ米大統領は同日、SNSで否定した。
さらに、国際原子力機関(IAEA)の監視下で、イランが保有する高濃縮ウランを国内で希釈するとの合意についても、協議の先行きに不透明感が残っている。これらの要因から最終合意への不透明感が広がり、相場は買い優勢の動きとなった。
6月19日のWTI原油は、76.00ドル台(9時49分現在)、北海ブレント原油は79.00ドル台で推移している。
WTI原油期近7月限 日足チャート

北海ブレント原油期近8月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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