(WTI原油)
4日のWTI原油は、4営業日ぶりの反落。WTI原油の期近7月限は、前日比2.98ドル安の1バレル=93.04ドルとなった。北海ブレント原油の期近8月限は同2.78ドル安の95.03ドル。RBOBガソリンの期近7月限は同9.33セント安の303.83セント、NYヒーティングオイルの期近7月限は同17.43セント安の367.38セントで引けた。
前日のWTI原油先物は、中東産原油の供給不安の後退観測を背景に、一時91.91ドルまで下落した。
WTI原油7月限は、序盤から軟調な地合いとなった。3日、米国務省はイスラエルとレバノンの両政府が停戦履行で合意したと発表。これまで、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによる戦闘継続が、米国とイランの戦闘終結に向けた協議に影響していたが、今回の停戦履行合意により、米・イラン協議の進展が期待される状況となった。
また、トランプ米大統領はイランとの交渉について「うまくいっていると聞いている」と述べた上で、「週末にも実現する可能性がある」との見方を示した。
これら一連の動きを受け、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡の運航再開が期待されると、中東産原油の供給拡大が見込まれ、相場は一時91.91ドルまで下落した。
しかし、その後はロシアの石油生産減少や安値拾いの買いに支えられ、相場は93ドル前後まで買い戻された。ロイター通信によると、ロシアのノバク副首相が同国の石油生産について、年初から減産していると表明。ロシア当局者が、今年の生産減少を認めたのは今回が初めてと報じられている。
6月5日のWTI原油は、93.00ドル台(9時10分現在)、北海ブレント原油(8月限)は95.20ドル台で推移している。
WTI原油期近7月限 日足チャート

北海ブレント原油期近8月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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