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【海外原油市況】週明けのWTI原油先物は、米国とイランの和平合意の先行きに対する不透明感を背景に、98.92ドルまで急騰

2026.05.11

(WTI原油)
8日のWTI原油は、4営業日ぶりに反発。WTI原油の期近6月限は、前日比0.61ドル高の1バレル=95.42ドルとなった。北海ブレント原油の期近6月限は同1.23ドル高の101.29ドル。RBOBガソリンの期近6月限は同7.07セント高の352.67セント、NYヒーティングオイルの期近6月限は同8.25セント高の389.91セントで引けた。

週末のWTI原油先物は、米国とイランの和平合意の先行きに対する不透明感を背景に、一時98.64ドルまで上昇した。

WTI原油6月限は、序盤に98.64ドルまで急伸。7日、米中央軍はホルムズ海峡からオマーン湾を航行中の駆逐艦3隻がイランの攻撃を受け、米軍が報復したと発表した。一方、イラン側は石油タンカーなど2隻が攻撃されたことへの反撃だったと主張し、双方の見解に食い違いがみられた。さらに米中央軍は8日、イラン港湾の海上封鎖を突破しようとした石油タンカー2隻を攻撃したと発表した。また、アラブ首長国連邦(UAE)は同日、防空システムがイランからの弾道ミサイルや無人機の攻撃に対応しているとX(旧ツイッター)に投稿。この一連の動きを受け、米国とイランの和平合意の先行きへの懸念が強まり、中東産原油の供給不安が高まった。

しかし、その後は徐々に上値を切り下げる展開となった。ルビオ米国務長官は、戦闘終結に向けた交渉について、イランからの回答を8日中に受け取る見通しだと説明。さらにトランプ米大統領は、7日の報復について「軽い一撃だ」と述べ、「停戦は続いている」との認識を示した。これらを受け、相場は一時93.82ドルまで下落した。

ただ、週明けにはイラン側の回答に対し、トランプ大統領が「まったく受け入れられない」と反発。これを受けて相場は再び上昇し、98.92ドルまで急騰している。

現在のWTI原油6月限は、98.60ドル台(9時24分)、北海ブレント原油7月限は、104.60ドル台(同)で推移している。

WTI原油期近6月限 日足チャート

北海ブレント原油期近7月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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